89回 ページ39
くられ先生の研究室に足を踏み入れると「あー、こっちこっち！」と隣室から手招きしてきた。
隣室に入ると研究室より汚く、紙が散らばっていた。
近くにある紙を拾い上げればそれは実験の結果や仮説が書かれていた。
krr「嗚呼、そこら辺に置いてもらって構わないよ」
くられ先生は奥で食事を置いていた。
机を囲むように座る。
pk「くられ先生、これは流石に片付けましょうよ...」
krr「う〜ん、そうなんだけどねぇ...
此方の部屋、中々使わないし良いかな、って。」
えへへ〜、と笑うくられ先生に呆れたようにため息をつくぴくと。
pk「で、何の話します？会ったときの話？」
krr「私はそれで構わないけど...Aくんは？」
『ぇ...別に、いいよ』
話の話題が決まれば楽しそうにくられ先生とぴくとは話し出した。
pk「そう言えば、僕らがあったのってAが原因でしたよね〜」
krr「そういえばそうだったねぇ...懐かしいなぁ」
おじさん臭い導入。
自分は良く覚えてないけど。
pk「A、寝てるときに体爆発させたんだよね」
ぴくとが笑いながら言った言葉に目を剥く。
『嘘』
pk「本当だよ」
自分の顔が面白かったのか笑うぴくと。
機嫌が悪くなり睨み付けるとぴくとは「あのときはね〜驚いたよ」と言った。
krr「確か三人しかいなかったんだよね。寝ていたら急に頭の方から爆発音が聞こえるものだから、戦争でも始まったかと思ったよ」
けらけらと笑うくられ先生に「そうそう！」と便乗するぴくと。
krr「まぁ、あの事件がなければ僕らは話さなかっただろうね。
所詮、ただの旅人止まりだっただろうし」
二人の話についてはいけないが、二人が楽しそうでよかった。
自分の記憶にないことも頭に刻まれていく。
krr「...あ、そういえばAくんは大丈夫かい？頭痛かったら言ってね」
『...嗚呼、大丈夫ですよ』
数時間話し終えたあと、ふいにそんなことを言ってきた。
いつもなら頭が痛くなるけど、今日はない。
ということは、キャパが増えた。
つまり、もう成長はしないだろう。
pk「痛くないなら、そう言うことですよね？」
krr「そう言うことだろうね。もう身長は止まるだろう」
『なんで心配するところそこなの』
二人の安堵している顔が面白い。
笑うとぴくとが「笑ったな！」と冗談混じりで怒ってくる。
ごめん、と何度も笑いながらも謝れば「仕方ないなぁ」と許してくれた。
こんな馬鹿みたいなことも、楽しい。
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月見団子(プロフ) - 次は何が起こるのかとワクワクしながら読んでます！無理をしない程度に更新頑張ってください！ (2020年12月9日 11時) (
レス) id: aa4c938491 (このIDを非表示/違反報告)
ラリー - 好き()神か?あ、神か。(確信)いや、神以上の神(?)更新頑張ってぇ!! (2020年12月3日 22時) (レス) id: 4e3832928c (このIDを非表示/違反報告)
pinatu(プロフ) - めっちゃ面白かったです、クリーパーの物語って初めて見ましたこれからも頑張ってください完結楽しみにしてます (2020年12月2日 1時) (レス) id: 6584cbaedd (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 出れたら皆の元に帰ると思って読んでいたので、選択肢はなかったと言うところで変な声がでました。ありがとうございます。 (2020年11月29日 23時) (レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
ミサ軍曹(プロフ) - カレンちゃんがemさんに何かした？ (2020年11月27日 7時) (レス) id: fbd0d9a368 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲々姫 | 作成日時：2020年11月16日 21時
