83回 ページ33
ぴくとが前に入って「久しぶりですね〜」と当たり障りない挨拶をする。
部屋の中にいた男は頷いてから「そちらの女性は？」と自分のことをきいてきた。
自分の性格を考えてかぴくとが答えてくれる。
しかし、男は少々不満そうだった。
「...そうか、Aさん。私はグルッペン･フューラーと言う。好きなように呼んでくれて構わない。」
呼ぶことないと思うけど。
心の中でそう思いながらも頷く。
緊急事態は話すかもしれないしそこまで第一印象悪くなかったら平気でしょ。
グルッペンさんとぴくとは話していたが少しして話が終わったのか、ぴくとは自分を見て「戻ろうか」と声をかけてきた。
出るときに頭を下げてから出る。
廊下に出てからぴくとは深いため息を着いた。
pk「疲れたぁ...」
安堵したようで胸に手を当てている。
うん、人見知りにはつらかったね。
頑張ったね、と言う意味で頭を撫でてやると「なに？身長マウント？」と睨み付けてきた。
そう言うわけではないのに...
pk「まぁ、とりあえず...空き部屋借りることになったから。」
ぴくとの言葉にさっきそんなこと言っていたような、と頭にちらつく。
pk「...いや、先にくられ先生のところに行こう」
ぴくとについて行くと直ぐに研究室へと向かう。
pk「それにしても一週間かぁ...色々予定ありそう」
ぴくとがそう言うが予定あったっけ、と思い出そうとするがなにも思い出せない。
ぴくとが窓から訓練所へと目を向けているのに気がついたとき、ようやく言葉の意味に理解した。
自分達が、じゃなくてこの軍人が、と言う意味だったのか。
それなら確かに納得いく。
一人で納得しているとぴくとに「何してんの」と変な目で見られた。
pk「はぁ、てか着いたから入ろうよ」
ぴくとが立ち止まったから自分も足を止めたが、いつの間にか着いていたらしい。
驚きだ。
pk「ほら、入って」
ぴくとに背中を押され中に入る。
中からくられ先生が「お、終わったかい？」と色のすごいホイップのかかったパンを食べながら出てきた。
pk「あの、空き部屋借りることになったんですけど僕ら何処行けば良いんですかね」
ぴくとがソファーに座りながらそう言うとくられ先生は手を止めずに「う〜ん」と心当たりを探り出す。
自分もぴくとの隣に腰を掛ける。
っ、このソファーふわふわだ。
ぴょんぴょん跳ねているとぴくとに叱られた。
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月見団子(プロフ) - 次は何が起こるのかとワクワクしながら読んでます！無理をしない程度に更新頑張ってください！ (2020年12月9日 11時) (
レス) id: aa4c938491 (このIDを非表示/違反報告)
ラリー - 好き()神か?あ、神か。(確信)いや、神以上の神(?)更新頑張ってぇ!! (2020年12月3日 22時) (レス) id: 4e3832928c (このIDを非表示/違反報告)
pinatu(プロフ) - めっちゃ面白かったです、クリーパーの物語って初めて見ましたこれからも頑張ってください完結楽しみにしてます (2020年12月2日 1時) (レス) id: 6584cbaedd (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 出れたら皆の元に帰ると思って読んでいたので、選択肢はなかったと言うところで変な声がでました。ありがとうございます。 (2020年11月29日 23時) (レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
ミサ軍曹(プロフ) - カレンちゃんがemさんに何かした？ (2020年11月27日 7時) (レス) id: fbd0d9a368 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲々姫 | 作成日時：2020年11月16日 21時
