61回 ページ11
時間がたつのは早く、ひとらんらんが食事を用意して皆でそれを食べた。
zm「...A、まだ寝ぇへんの？」
今は23時過ぎ。
空は暗く、耳を済ませばゾンビの声や骨がすり合う音が聞こえてくる。
いつもなら寝ているため、ここまではっきりと聞こえる時刻までいるのは稀だ。
zm「...イナリさん、寝たかったら言ってください。
Aを無理矢理にでも離すんで。」
そう言ってくるゾムを眠たい目で睨む。
知らなかった。
数時間前に聞いたこと。
明日の朝早くにクロノアたちはこの家を出るらしい。
個人的にイナリは気に入っているし、側にいると安心感がある。
出ていってほしくない。
それに、今寝たら起きる頃には居ないということ。
それはあまりにも寂しい。
イナリに引っ付いて離れない自分をゾムは心配そうに見てくる。
pe「...そうだ！また遊びに来させてください！」
名案、とでも言いたげに手を合わせるぺいんと。
グルッペンは頷いて「此方こそ是非来てほしい」と返す。
tr「ほら、また来るからさ。ね？Aちゃん」
優しく頭を撫でてくれる。
少し雑だけど、頷くと柔らかい笑みを浮かべた。
sng「ほら、今日は寝よう！」
ね、と死神が自分に言ってくる。
イナリを見上げると目を細め嬉しそうだった。
『...ゾム、あさ、ぉこしてね』
バイバイしたいから、と言うとゾムが「分かっとるよ。ほら、寝よか」とだっこをしてくれる。
体が宙に浮く感じと共にどっと眠気が襲ってきた。
たぶん、疲れているんだろうな。
動いたし。
お風呂入ってないなぁ...
明日はいればいっか。
閉じかけの目線の先には優しい目をして手を振ってくれるクロノア、ぺいんと、死神、トラゾー、イナリがいた。
どんどん遠退いていく四人との間に扉がしまる。
真っ暗になって意識は遠退いた。
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月見団子(プロフ) - 次は何が起こるのかとワクワクしながら読んでます！無理をしない程度に更新頑張ってください！ (2020年12月9日 11時) (
レス) id: aa4c938491 (このIDを非表示/違反報告)
ラリー - 好き()神か?あ、神か。(確信)いや、神以上の神(?)更新頑張ってぇ!! (2020年12月3日 22時) (レス) id: 4e3832928c (このIDを非表示/違反報告)
pinatu(プロフ) - めっちゃ面白かったです、クリーパーの物語って初めて見ましたこれからも頑張ってください完結楽しみにしてます (2020年12月2日 1時) (レス) id: 6584cbaedd (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 出れたら皆の元に帰ると思って読んでいたので、選択肢はなかったと言うところで変な声がでました。ありがとうございます。 (2020年11月29日 23時) (レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
ミサ軍曹(プロフ) - カレンちゃんがemさんに何かした？ (2020年11月27日 7時) (レス) id: fbd0d9a368 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲々姫 | 作成日時：2020年11月16日 21時
