7回 ページ7
目の前には沢山の人間がいた。
勿論、先程グルッペンがトントンへの伝言をし、それにより来た人間だろう。
人間とあまりふれ合わなかったのに加え、いきなりこれほどまでの人数と会うことになり小さくだが足が震える。
来た人間は一度は自分に目を向けるものの、黙って席についていく。
gr「よし、皆集まったようだな」
グルッペンは数席空いているにも構わず話始める。
gr「改めて紹介しよう。我々はこの森を拠点に活動している...と言っても、それぞれ好きなように生きているだけなのだがな。
A、お前はその一員になるわけだ。お前たちも、仲良くしてやれ」
グルッペンがトントンへと目線を受け流すとトントンが立ち上がり指揮を執る。
tn「じゃ、自己紹介な。オスマンから。」
トントンの目線に合わせて見れば、茶髪の人間が居る。
os「オスマンやで。よろしゅうな」
優しく微笑むオスマン。
しかし、瞳は見えずにミステリアスな感じがする。
例えるなら...そうだなぁ、スケルトンみたいな。
目がないから...
そういえば、さっき話してた人間の中の一人の名前だった気がする。
あとは...しゃろんとしょっぴ？か。
じっと見ていると、気がついたのかオスマンは困ったように笑ってくる。
どうしたのだろうかと首をかしげると別の場所から声が聞こえてきて目線の先を変える。
「あー...コネシマや、よろしゅう」
そう言って頭をかくコネシマ。
目線が合わないものの、怠そうにしているところを見ると関わるのが好きじゃないとか？
目線を外し、次の人間は誰だろうと見渡す。
「ごめんね、コネちゃんが。ひとらんらんです、よろしくね」
近寄ってきて手を差し伸べてくる。
手を握ると、グルッペンとは違って軽く手を振ってくる。
そして手を離し、元の席へと座った。
...なんだったんだろう？
目元を見る限り嬉しそうだったから良いか。
次は、と目線を全体へ移す。
「...あ、大先生が連れてきたから自己紹介終わっとるんか。俺はシャオロン。よろしくな」
明るい笑顔を向けてくる。
そうそう、シャオロンだ。
元気な感じがして、その感じがクリーパー夫妻の息子さんに似ていて切なく感じてくる。
os「...泣きそうやん、可哀想やでAちゃん。」
皆の目線が突き刺さる。
泣く、ってなんのことだっけ。
と考えていると慌てた様子のシャオロンが頬を拭ってくれる。
その時にはじめて頬に水が流れることを泣く、ということを理解した。
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パソコンの精 - 設定が面白いので、読んでて飽きないですね。更新頑張って下さい！ (2020年12月13日 14時) (
レス) id: 8d2541acc6 (このIDを非表示/違反報告)
#ゆー@元祖みぃーちゃん(?) - お！！クリーパー！？ すげぇ､､､え?夢主かわよ！！ ､､､更新頑張ってください！！ (2020年11月6日 20時) (レス) id: 3046ae6781 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲々姫 | 作成日時：2020年10月23日 19時
