42回 ページ42
sn「あー、こら！」
しんぺい神の部屋の前でゾムと話しているとしんぺい神がやって来た。
sn「Aはエミさん待ってるから、いく！ゾムは寝る！」
早く、と急かされる。
でも、と自分が渋れば何かを察したのかしんぺい神は自分と目を合わせるようにしゃがむ。
sn「ほらA...？エーミール待ってるんだよ？」
俯き黙れば紙コップからゾムの声が聞こえてくる。
zm「ぺ神...」
それは、しんぺい神への話だった。
手に持っていた自分はどうしようか悩んだ末にしんぺい神に受け渡した。
少し話したあとしんぺい神に紙コップを返される。
sn「今日だけやからな、」
しんぺい神はそう言って部屋へと通してくれた。
部屋の中にはベッドで上半身を起こしているゾムの姿。
いつもと服装が違い、さらにマスクをしているからか違和感が半端ない。
また、さらさらな髪が目立ち爽やかな印象を受ける。
zm「チッス」
sn「もう〜、普通ならこんなの許さないんだからね〜？」
そう言いながらも柔らかい笑みを浮かべるしんぺい神。
zm「相変わらず心広いなぁ...ま、今回はそんなところに救われたんやけどな」
目を細めるゾム。
しんぺい神はゾムのいるベッドの隣に椅子を一つ置いた。
sn「ほら、いいよ」
しんぺい神はその椅子に座るようにジェスチャーしてくる。
しんぺい神の顔と椅子を何度か見返し、その後に椅子に座る。
sn「俺、水持ってくるわ」
しんぺい神はそう言って席を立つ。
しんぺい神が部屋から出たらゾムは自分とイフリートを抱いた。
『ゾム...？』
背中に腕を回すとゾムの鼓動が感じる。
zm「んー...ごめんな、今甘えたかってん」
えへへ、と後頭部をかきながら元の体勢に戻ったゾム。
『うぅん、だいじょーぶ』
ね、とイフリートを見たらうん、と言いたげにイフリートが吠えた。
sn「はーい、戻ってきた、よ...って近い近い！うつっちゃう！」
離れてね、と椅子へと戻される。
ちょこんと座るとしんぺい神が林檎を持ってきたらしくベッド付近の机に切られたものを置く。
sn「はい、これどうぞ」
爪楊枝を林檎に刺しお皿ごと渡してきた。
ゾムじゃないの、と困惑する。
sn「ふふふ、沢山あるから食べてええよ」
そっと一つもらい口に入れる。
zm「どうや、旨い？」
『ぅん』
顔を綻ばすとゾムが目を細め頭を撫でてくれた。
sn「ほら、ゾムあーん」
嬉しそうにそう言ったしんぺい神にゾムが拒絶したのは内緒のお話。
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パソコンの精 - 設定が面白いので、読んでて飽きないですね。更新頑張って下さい！ (2020年12月13日 14時) (
レス) id: 8d2541acc6 (このIDを非表示/違反報告)
#ゆー@元祖みぃーちゃん(?) - お！！クリーパー！？ すげぇ､､､え?夢主かわよ！！ ､､､更新頑張ってください！！ (2020年11月6日 20時) (レス) id: 3046ae6781 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲々姫 | 作成日時：2020年10月23日 19時
