41回 ページ41
しんぺい神にバレないように部屋に入ろうとしたら通かかったロボロに止められてしまった。
イフリートと一緒にロボロをじと、と見る。
エーミールはカレンの教育係が始まった。
つまり、自分はカレンの先輩である立場なのだが...
彼女は自分を望んでいないことなんかはなから目に見えているためこうしてずる休み...サボりをしているわけだ。
いつもいるエーミールがおらずゾムは熱。
イフリートと遊ぶにしても、ゾムとエーミールから外出時は誰かをつけるように、という約束をしてしまった為満足に動くことができない。
rb「...はぁ、A、おいで」
ロボロが手招きをしてくる。
招かれ向かった先はロボロの部屋。
ロボロについて中にはいるとロボロは驚いたように声を出しながら自分を廊下へと追いやった。
なんでも"みたらあかんもん"があるらしい。
rb「...んー、こんな感じでええか」
少ししたらロボロがやって来た。
手には糸の繋がった紙コップを持っている。
なにそれ、と見ていると片方の紙コップを渡され、ロボロはもう一方の紙コップを手に遠ざかる。
rb「...聞こえる〜？」
くぐもった声が届き、驚きロボロへと目線をあげる。
ロボロは口元から紙コップを離し、「ええみたいやな」と言いながらゾムのいるしんぺい神の部屋の前まで自分を誘導する。
少し待つよう言われ、そこに壁を背に座る。
ロボロは躊躇せずしんぺい神の部屋へと入っていく。
自分は駄目なのに、と思いながらも待っているとロボロが出てきて「楽しんでな」と何処かへ行ってしまった。
何を楽しむのだろうか。
そう思いながらロボロの背中を眺める。
あれ...？
紙コップ持ってない...？
なんでだろう、と思ったその時紙コップから声が聞こえてきた。
zm「...んん、A？」
こもった声に、熱だからか少し掠れている感じもする。
『ゾム』
zm「おー、聞こえとるんか。」
『元気？』
zm「おん、もう直ったで〜はよ遊びたいわぁ」
ふざけてそう言うゾムに安心して『そぅ...』といい話が止まってしまう。
『ぃ、イフリートも...ぃる、よ...？』
紙コップをイフリートの口元に近づけるとイフリートは元気に吠えた。
zm「おぉ、ほんまやなぁ」
ケラケラと笑い声が聞こえて、その後に噎せた空気だけの音が聞こえる。
zm「ん"ん、また遊ぼうな、今日はあかん、って言われたんやけど」
かはは、と笑うゾム。
『ぅん、今日は、お話』
そう言うとゾムが優しく笑う声が聞こえた。
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パソコンの精 - 設定が面白いので、読んでて飽きないですね。更新頑張って下さい！ (2020年12月13日 14時) (
レス) id: 8d2541acc6 (このIDを非表示/違反報告)
#ゆー@元祖みぃーちゃん(?) - お！！クリーパー！？ すげぇ､､､え?夢主かわよ！！ ､､､更新頑張ってください！！ (2020年11月6日 20時) (レス) id: 3046ae6781 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲々姫 | 作成日時：2020年10月23日 19時
