23回 ページ23
オスマンの居なくなった部屋でしんぺい神に隠れる自分とショッピが対立する。
sn「う〜ん、なんでこんなにも警戒するんだろう...」
シャオロンは平気だったのにね、としんぺい神は腕を回し安心させるように自分の頭を撫でる。
しかし目の前のショッピに意識が向き上手くそれに反応できない。
shp「俺、なんもしてないはずなんすけどね」
なんでやろ、と溢すショッピ。
自分でもなんでかは分からない。
それでも警戒せずにはいられないし、近くにいると落ち着けない。
恐らく近くにいなくても二人きりにされたら同じ部屋というだけで出せない声を肺から押し出し漏らすだろう。
kn「あ、ショッピくん此処居ったんやな！」
探したんやで、と続けるコネシマ。
ショッピは少しコネシマへと目を向けてから思い切り舌打ちをした。
kn「なんで舌打ちすんねん！」
shp「気のせいやないですか？」
白々しいにもほどがあるがショッピはそっぽを向く。
kn「はぁ...なんで後輩やのにこんな生意気やねん」
shp「は？あんたのこと大した先輩やと思ってないんで実質平等っすよ、クソ先輩」
突っかかるショッピ。
コネシマは口を尖らせてから「あ、せや、煙草切れるから外出すんねんけどショッピくんは？」と問いかける。
ショッピは一瞬固まり胸ポケットから煙草の箱を取り出すと「あー、」と濁しながら着いていくことにしたようだ。
二人がいなくなりしんぺい神の服に掴んでいた手を緩める。
しかし、これで分かった。
彼はあれに良く似すぎているのだ。
撫で声で人間にすり寄り慈悲を貰って生き延びている奴。
幼い頃からクリーパー夫妻に近付かないように、と言い聞かされていた。
確か、名前は...猫、だったかな。
駄目、と言われてしまうと実際どうなるのか知らないのに怖がってしまう。
知らないものを怖がるのは人間だけではないから...
os「トントンから許可もらってきたで〜」
そう告げるオスマンの手には紙があった。
覗きこむと間取りが書かれていて、その一つ一つの部屋に名前がかかれている。
自分の部屋の前はショッピではなくシャオロンの文字が書かれていた。
跳び跳ねる自分を見てオスマンは苦笑を浮かべる。
os「まぁ、ゆっくり慣れていけばええもんな」
頭を撫でるオスマン。
慣れれるかは分からないけど、頑張ろうとは思った。
でも、過度な干渉は控えようと心に決めた。
勿論、皆にも。
だって、クリーパーに戻って一人だったときが怖いから...。
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パソコンの精 - 設定が面白いので、読んでて飽きないですね。更新頑張って下さい！ (2020年12月13日 14時) (
レス) id: 8d2541acc6 (このIDを非表示/違反報告)
#ゆー@元祖みぃーちゃん(?) - お！！クリーパー！？ すげぇ､､､え?夢主かわよ！！ ､､､更新頑張ってください！！ (2020年11月6日 20時) (レス) id: 3046ae6781 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲々姫 | 作成日時：2020年10月23日 19時
