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いつも通り過ごしていたはずだった。
人間と会っては爆発していく仲間を見て育った自分は、確かに"クリーパー"と、そう呼ばれていた。
人間の使う言葉は難しいけれど、何故か理解できる。
そのせいで自分は故郷を追い出された。
次はこうならないためにもずっと何も言わずに黙っていた。
人間が何を言っていても周りに合わせて不思議そうな顔をして、人間から攻撃を受ければ最前線へと向かっていく。
自分達クリーパーは爆発しても生き返ることが出来るからその点を考えると向かう方が良い。
人間によっては可愛がってくれる人間もいるけど、あまりいない。
また、そう見せかけ討伐してくる人間もいるためそう近づくクリーパーはいない。
人間をなるべく避けながら生きてきた。
もちろん、会ってしまったら仕方がないので戦闘をする。
でも、比較的穏やかで優しい性格のクリーパーが多い。
たまに物凄いほどの殺気を振り撒く輩もいるけど。
「ぅわっ、クリーパーじゃん...」
声が聞こえて上を見る。
きちんとクリーパーでも音として認識は出来るからこうしても平気。
目の前には気がついたら人間がいた。
汗をかいて、血走った目で自分を見てくる。
あ、死にそう...
体を爆発させようとしたが、斬りかかられて一時中断される。
何度も体験したからか、痛みはほとんど感じない。
「死ねぇッ！」
人間の声が耳に届く。
死ぬ、って考えるとやっぱり怖い。
人間はクリーパーの判別ができないらしく、復活することを知らない。
ーちょっと、何しているのよ！ー
クリーパーの声に辺りを見渡す。
人間の後ろにはお世話になった一家のおば様がいた。
おば様は体を爆発させる準備をしている。
人間は自分に夢中で幸い気がついていないようだ。
復活には３日かかるんだけど...
仕方ないか、と目を閉じる。
体に大きな痛みが走ったと共に耳に大きな爆発音が聞こえてきた。
体に水が溜まっていく感覚と共に深い眠りに落ちる。
ただ、いつもと違って水、ではなくお湯、と言うような、温かい水に沈んでいく感じがする。
いつもと違って少し怖い。
でも、少し安心するような感じですぐに意識を飛ばしてしまった。
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パソコンの精 - 設定が面白いので、読んでて飽きないですね。更新頑張って下さい！ (2020年12月13日 14時) (
レス) id: 8d2541acc6 (このIDを非表示/違反報告)
#ゆー@元祖みぃーちゃん(?) - お！！クリーパー！？ すげぇ､､､え?夢主かわよ！！ ､､､更新頑張ってください！！ (2020年11月6日 20時) (レス) id: 3046ae6781 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲々姫 | 作成日時：2020年10月23日 19時
