喘息(和也) 2 ページ8
智サイド
「翔、ちょっと代わって？僕も今の音聴いとく。じゃないと、比較できないし…」
「そうだね。じゃ、和、今度は智パパにもしもしして貰おう？」
最近、喘息の患者さんなんて、診たことないから(苦笑)。
聴診器だって、和と潤以外で使うことがないぐらい。
「分かった。取り敢えずこの音を覚えておくよ。この位なら様子見で良いってことだよね？」
「うん、まあそうだね。今日、智にぃが帰るまでに細かく指示書書いとくから。それでも迷ったら連絡くれれば良いし」
「OK。後は、悪化しないでって祈ってるよ」
「医者が祈ってどうすんの？しっかりしてよ〜」
朝から診察したりで、ギリギリの出勤になってしまった。
で、車の運転をしながら、情報交換。
「和の喘息ってそんなに重症じゃないよね？病院に来てる子とか聴診器なくても聴き取れるくらいの喘鳴出てるよね？」
「まだ分からないな。俺たちは医者だから、割と早めに対処ができるから、今までは大丈夫だったけど、これからも大丈夫ってことではないよ。
それに今の時期は、ちゃんと治療している子でも悪化するからね」
季節の変わり目で真夏のように暑い日もあれば、肌寒い日もあるからね。
確かに子どもは体調を崩しやすい時期かもしれない。
勤務終了時間が近づいてきた。
「翔、お疲れ。薬以外に持って帰った方が良い物、教えて？大体は分かるけど、漏れがあると嫌だからさ」
「そう言うと思ったから、まとめておいた。あとはパルスオキシメーターだけ入れれば良いから」
「サンキュー。流石、仕事が早い(笑)」
「で、これも。目安の症状とSpO2の数値書いておいたから、参考にして？」
相変わらずの翔に頭が下がる。
「もうこれで完璧じゃん。僕だってここまでして貰ったら、大丈夫」
「そりゃそうでしょう。ちゃんと医師免許持ってんだから〜」
また、"一応ね"って言いそうになって飲み込んだ(笑)
定時ぴったりに病院を出る事ができ、急いで自宅に向かう。
「ただいま〜」
最近は和が歩けないから、玄関までのお出迎えがなくて少し寂しい。
それでも、リビングのドアを開けると、
「智パパおかえりなさ〜い！」
「ぱ〜ぱ！あっこ！」
2人の熱烈な歓迎が待っている。
「ただいま、潤」
足元まで覚束ない足取りで歩いてきた潤をまず抱き上げ、和のところへ。
「和、ただいま。コンコンはどう？しんどくない？」
ソファに座る和の横に座って顔を覗き込んだけど、今のところ大丈夫そう。
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虹(プロフ) - 智宮SKさん» 智宮SKさん、返信ありがとうございます！良かったー(*^O^*)気に入って頂けて。また機会がありましたらリクエストお願いします！これからもどうぞよろしくお願いします(^o^ゞ (2018年12月8日 23時) (
レス) id: d02e7023d3 (このIDを非表示/違反報告)
智宮SK(プロフ) - ありがとうございます！先程読ませていただきました。こんなに早く作っていただけるとは思っていなかったので驚きです！家族の優しさと暖かさに溢れているとっても可愛い作品で、心が暖かくなりました。これからも応援しています！ぜひまたリクエストさせてください！ (2018年12月8日 22時) (レス) id: 386f8f3e08 (このIDを非表示/違反報告)
虹(プロフ) - 智宮SKさん» 智宮SKさん、リクエスト終了しました。part7で公開しています。ぜひご覧下さい。ご希望に添えてると良いのですが…(*^O^*) (2018年12月8日 22時) (レス) id: d02e7023d3 (このIDを非表示/違反報告)
虹(プロフ) - 桜＊潤さん» 桜＊潤さん、コメントありがとうございます！可愛い診察、伝わって嬉しいです♪話を無理やり繋げてしまいましたけど、こちらも伝わって良かったです。これからもよろしくお願いします(^O^) (2018年12月7日 14時) (レス) id: d02e7023d3 (このIDを非表示/違反報告)
桜＊潤(プロフ) - 翔パパが体調崩すのは珍しいけど色々あったからだろうけどね。でも可愛い診察されたら回復も早いよね。 (2018年12月6日 19時) (レス) id: ed324fff49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：虹
| 作成日時：2018年12月5日 16時
