成長(潤) 2 ページ24
智サイド
「上がるよ〜！」
バスルームから声が掛かり、２人を受け取りに行く。
ほんのりピンクに色づいた肌から僅かに湯気が上がっている。雅紀も来てくれて和の面倒をみてくれる。
バスタオルを巻いた潤を連れて、和室に入り畳に下ろすと『待ってました！』とばかりに逃走を始める(苦笑)
「じゅーん、逃げちゃだーめ！」
「ふひゃ〜！」
いやぁ可愛いですよ？だけどね潤、体冷えるから(笑)
逃げ回る潤を捕まえて取り敢えずおむつだけでも、って片足を入れたところでまたハイハイを始めて逃げられた。
「何やってんの？智にぃ」
バスタオルで頭をガシガシ拭きながら和室に入って来た翔が呆れた顔をして潤を捕まえた。
「智パパはダメですね〜」
って、潤に言って、サッとおむつを履かせた。
「ちょっとぉ、何でそんなにすぐできんの？」
「はははっ！潤、智パパ拗ねちゃったよ？」
「良いもん。和、おいで智パパが髪の毛乾かしてあげるから」
僕の膝にぴょんと乗ってきた和はにこにこしている。
「あひゃ〜、俺立場zero！」
「まーにぃ、手伝って！」
「ほら、呼ばれてるよ？良かったね雅紀(笑)」
わちゃわちゃしながらも潤に服を着せ終えた翔は、いつもの様にリハビリを始めた。
ちょっと前までは独りで立っている事も出来なかったのに、今は立たせてあげれば結構長い時間、立ったまま居られるようになった。
「よし、潤、歩いてみて？」
そう言って、立たせた潤のお尻と胸を支えていた手をそっと離した翔。
「智にぃ、そっちから呼んであげて？」
「了解。和、一緒に応援しようね。
じゅーん！こっちだよ、おいでー」
和は僕の胡座に座り、小さな手をパチパチ鳴らし潤を呼んでいる。
翔は膝立ちで潤が転んでも、受け止められるように構えている。
右足がピクピクしているけどなかなか一歩が出ない。そのうち力尽きたのかポスンと座ってしまった。
「今日はもう疲れたかな？
もう１回だけやってみような。それでおしまい」
決して無理強いすることなく、笑顔がなくなる前に切り上げる翔。だから潤も嫌がらずに遊び感覚で出来るんだね。
もう一度立たせて貰った潤は今度は早々に一歩を踏み出した。そこで止まってしまい、ダメかなって思った瞬間…
トテ、トテトテトテ
一気に４歩進んで前のめりに転びそうになって。翔に抱き留めてもらった。
「潤！凄いねー」
僕の言葉に和も嬉しそうに拍手している。
「頑張ったなー潤！」
みんな良い笑顔(笑)
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虹(プロフ) - 雅宗 潤美さん» はい！よろしくお願いします。楽しく読んで頂けるのが何より嬉しいんです♪ (2018年12月3日 23時) (
レス) id: d02e7023d3 (このIDを非表示/違反報告)
雅宗 潤美(プロフ) - 虹さん» 虹さん！早くも返信して下さり、ありがとうございます！応援くらいしか出来ませんが、勝手に楽しく読ませて頂いています♪こちらこそ宜しくお願いします( ´∀｀) (2018年12月3日 23時) (レス) id: 55d3a0233c (このIDを非表示/違反報告)
虹(プロフ) - 雅宗 潤美さん» 雅宗 潤美さん♪初めまして！ステップファミリーを応援して下さってありがとうございます(*^O^*)和くん潤くんの成長は書いてても凄く楽しいです。また明日も頑張ります。これからもよろしくお願いします(*｀・ω-)ノ (2018年12月3日 23時) (レス) id: d02e7023d3 (このIDを非表示/違反報告)
雅宗 潤美(プロフ) - 虹さん初めまして！またステップファミリーを読むことが出来てとても嬉しいです！成長していく子供達が大好きでこれからも応援させてください！ (2018年12月3日 23時) (レス) id: 8e5b3cdf80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：虹
| 作成日時：2018年12月3日 13時
