俺スカ1.2 (ページ4)

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急いで教室に戻り、ドアのところにもたれかかって秀一と駒井のやり取りを眺める。

駒井
「明智君…笑

そんなビビる？笑笑」

と、駒井がふざけ半分で笑いながら話しかけていた。

これは、駒井殺されるな。と思いながらも内心どうなるのか楽しみでつい、笑みがこぼれてしまう。

面白くなりそう。そう思いカメラを回した。

明智
「お前こら！」

怖い形相をした秀一が、この世の終わりを察したような顔をしている駒井の胸ぐらを掴んでだ。

明智
「ふっ。冗談だよ～笑」

A
「ねぇちょっとー。つまんなくなっちゃったじゃーん。」

と言いながらついさっき撮り始めたばかりの動画を消した

寿美江
「ビビった～」

明智
「さっき、Aをおこらせた仕返し」

明智
「それとさ、これなんのゲーム？」

駒井
「ハマグリゲーム」

花沢
「これ、「ハッシュタグハマグリゲーム」で調べてみ？いっぱいででくるから！

ドッキリとか
告白版とか…」

駒井
「あっ！ハマグリってなんだっけ？」

ハマグリも知らないのかよバーカと思いつつも

A
「文化祭でハマグリゲーム告白版のイベントやろーよ」

明智
「いいじゃん！ドキドキするもん笑」

A
「見てるこっちはつまらないけどね笑」

と秀一に言う。

すると副担任の田中が入ってきたからみんな一斉に席に着く。

田中
「始業式始まるから廊下にならべ。」

A
「だるいので、いきませーん」

田中
「Aさん。始業式だけは出てください」

A
「秀一行く？」

「秀一行くならいこーかなー？
って思ってたけど。」

と付け足すと

明智
「行くからAもいくよ」

座ってる私の側に立って
「ほら？いくよ？」

なんて微笑みながら言うから

返事をする代わりに席を立った