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A
「秀一最近元気ないね」


秀一
「そうかな…



バイト疲れかな?」




そっか…って言ってみる


私の家はすぐ目の前




A
「バイト疲れな君にお話があるんだけど」



家上がってってと、



玄関を開けながら秀一にいった




私の家は親がお金持ちだったので結構家がおっきい


だからその分残りのローンもたくさんある



その上今年高校受験の弟もいる





こんなおっきい家に2人ぼっち






秀一
「涼君いないの?」


涼っていうのはさっきの弟



A
「図書館で勉強」




お茶でいいかな?


って言ってリビングのソファーに座ってもらう




秀一
「それで…


話って何?」




A
「さ…

生 理来てないんだよね」



苦笑いをする



二人きりの空間に私の乾いた笑いだけが響いた



A
「検査してみたらやっぱり…






できてて







赤ちゃん」






秀一
「えっ、本当?」






うん。


と答えながら検査の時にもらった


エコー写真と母子手帳を目の前の机に並べた


秀一
「この子、俺の子なの?」


本当に俺の?


って聞いてくる。

私がキャバ嬢だから信じられないのかな?って

A
「安心して笑



堕ろすからさ笑」



自傷気味に笑うと


「ねーちゃん!ただいまー!」
って元気よく玄関のドアが開けられて


誰か来てるの?と言いながらリビングのドアを開けるから机に並べた写真と手帳を急いで隠した






秀一
「涼君久しぶり」




「わ!秀一先輩だ!」




僕ね、ねーちゃんと秀一先輩達と同じ高校受験するんですよ!って


テンション上がって言ってるから


今はどっかいってなんていうことできなくて


A
「私そろそろ仕事いこっかな」

逃げるようにしていった



「わかった!秀一先輩泊まってく?」





目を輝かせて聞いてる涼に

秀一次第


どっちでもいいよ、とだけ残してスマホと財布と仕事場のロッカーの鍵だけを持って家を出た

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作者名:むー | 作成日時:2019年4月27日 23時

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