43 日焼け止め ページ46
シートへ戻ると、先生が伊黒先生と蜜璃さんに先程のことを話した。
2人から沢山謝られた。
せっかくの海なのに申し訳なさそうにしている2人が可哀想で、もう大丈夫だし気にしてないと伝えた。
とにかく2人を皆がいる海の方へ送り出した。
一息つこうとシートに腰を下ろし、飲み物を口に含む。
「お前はあっち行かねえの？」
「実はまだ日焼け止め塗ってなくて。しのぶがこっちに来たらその時にお願いしようと」
先程買ってきた唐揚げを差し出すと、「どーも」と爪楊枝を刺して1個口に入れた。
「しのぶー！背中お願いしたいんだけどー？」
シートから海にいるしのぶを呼んだ。
塗れるところは自分で塗って、後はしのぶに背中の方を…と思っていた。
「すみませーん、だいぶ海水や砂に触れてしまったので、私よりも手が清潔そうなお隣の方にお願いしてくださーい」
「…え？」
親友はそれだけ言うと何事も無かったかのように、浮き輪に収まった冨岡先生をつついたり押してみたりし始めた。
「…」
凄い気まずいじゃんか。
背中を不死川先生に？ムリムリ。
しのぶはもう聞き入れてくれないだろうあの感じ。
じゃあ蜜璃さんにお願いする？
でも、伊黒先生と楽しんでるのにそんな邪魔できな「塗ってやるかァ？」
「え？」
「さっさと塗んねえといつまで経っても海入れねえだろォ。」
何故か満更でもない様子の先生。
なんで…？普通拒否するとこじゃない？
教師なら生徒の体に触れるのはタブーじゃない？
尚更不死川先生は絶対しないと思ったけど？！
「塗らずに日が暮れて海入れませんでした、でいいならいいけどよォ。
嫌なら大人しく塗られてろ。オラ寝ろよ。」
「は、ハイ…」
何故か塗ってもらえることに。
とにかく動揺は収まってないけど言われるがままになる。
「ハア？パーカーの上から塗るんかァ？？」
「うっ」
未だ私は恥ずかしく上着を着たまま。
尚更好きな人の前では脱げない。
体のラインも肌も顕になるこの格好はやはり私にはキツい…
「ﾁｯ」
「すみませんすみません今…すぐに…」
怒りの籠った舌打ちがしっかり聴こえた。
もう、割り切って私は上着を脱ぐことにした。
ジーっとファスナーを下ろし、肩、腕と順番に風が当たる。
遂に水着が顕に。
ああ、本当にムリ恥ずかしい…
先生の顔を見ないままうつ伏せになり顔を腕に埋めた。
すると、
「かわいんじゃねェの。」
そんな言葉が上から降ってきた。
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さらりとクマ(プロフ) - nさん» ええええええ？！天才…？！ぷろ…？！全くもってくそくそど素人ですが、そのようにお褒め頂けてハッピーです…！続編の更新の方もう暫しお待ちくださいませ…！コメントありがとうございます！！！ (2021年10月23日 12時) (
レス) id: 2dfbebf58e (このIDを非表示/違反報告)
n - この小説書かれた方、、天才ですか❓話の構成や、ラブシーンも上手すぎます。。。プロの作家が書いてるのかな。と、疑ってしまいます。 (2021年10月20日 23時) (レス) id: 2858fa56d6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ - 私は風柱様ひとつじだどね粉雪ちやんも風柱様にほれたんじやないかなここにきて (2021年10月2日 10時) (レス) id: 3ad59a45e6 (このIDを非表示/違反報告)
さらりとクマ(プロフ) - 粉雪さん» あっらー！粉雪様！いつもお読み頂き誠に有難うございます！！いいではありませんか推し変！！でも煉獄さんもかっけーですよねぇ…完結までには不死川さん推しになってるように推し変パワー込めてお話書きますね！？頑張りますーー！！ (2021年9月5日 22時) (レス) id: 2dfbebf58e (このIDを非表示/違反報告)
粉雪 - 前世のお話から読んでます！いつも楽しませて頂いております。私は煉獄さん押しなのですが、この作品を読むたびに不死川さん押しに転換しようかと思ってしまいます…！これからも楽しみです！応援しております！ (2021年9月5日 14時) (レス) id: 33866b80ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さらりとクマ | 作成日時：2021年7月18日 21時
