41 ナンパ ページ44
「おい黒城何地味に上着羽織ってんだよ〜」
「日焼け対策です！」
「日焼け止め塗れよ、俺様が塗ってやるか？」
「結構です！」
上着を着ることは2人に許されたので、日焼け止め兼露出防止をしてる。まだお披露目してない。
シートとパラソルを広げると殆どの皆が海へ駆け出していった。
私はシートに座って海を眺める。
「伊黒さんお願い！」
「あ、ああ…」
隣では蜜璃さんが背中に日焼け止めを塗ってもらってる。
「時透は行かないのか？」
「あーまだ塗ってなくて。それに荷物番も欲しいでしょうし。」
今から日焼け止めを塗ろうと思っていたけど背中はどうしようかと悩んでいたところ。
誰かに頼むのも楽しんでる最中申し訳ないし…
もう面倒だから上着着たままちょっと海に入ればいいかな…と色々考えてた。
「ひゃあ！」
「？！」
「す、すまない甘露寺…！」
そんなことを考えている間に何かが起きて、私はハッとした。
「あ、ま、まだお2人いますよね？！ちょっと飲み物買ってきます！！」
「あ！Aちゃん！」
私は財布を握りしめて足早にシートから立ち去った。
何してんだ私。
カップルのいい雰囲気邪魔しちゃダメじゃん。
あ、もしかして伊黒さんの「行かないのか？」って邪魔すんなって事だった？
だとしたら凄くごめんなさーい！
とりあえず色々な意味であついので、冷えたドリンクを買って頬に密着させる。
戻る途中で大容量パックの唐揚げをみんなに買った。
思いのほか前の人のお会計が遅くて時間が掛かっちゃった。
蜜璃さんたち待ってるかも。
「やあ！君可愛いね！お話しようよ！」
うわ、こういうのってホントにあるんだ。
無視して早歩きで男を振り切ろうとした。
「待って〜」
腕を掴まれた。咄嗟に振り払おうとするも力が強いこの男。
女にしては私も強い方なんだけど。
早く戻りたい…
「わあ力強いねえ。でも僕の方強いかな。」
「初対面ですが貴方のこと嫌いです。」
目は綺麗だけど、扇子を持ち、口角は吊り上げてるのに目が笑ってなくて不気味。
「え〜そんなこと言わないで〜」
男はわざとらしく眉を下げそう言うと私の持つ袋を見た。
「あ、唐揚げだ！お友達の分？」
「私一人で食べます」
こう言えば驚いて降参するだろうと咄嗟に嘘を吐く。蜜璃さんのことは今は置いとく。
「え…？｣
いける。さあ早く戻…
｢凄い！沢山食べるんだ！ギャップがあって益々いいね！」
大失敗なんだけど
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さらりとクマ(プロフ) - nさん» ええええええ？！天才…？！ぷろ…？！全くもってくそくそど素人ですが、そのようにお褒め頂けてハッピーです…！続編の更新の方もう暫しお待ちくださいませ…！コメントありがとうございます！！！ (2021年10月23日 12時) (
レス) id: 2dfbebf58e (このIDを非表示/違反報告)
n - この小説書かれた方、、天才ですか❓話の構成や、ラブシーンも上手すぎます。。。プロの作家が書いてるのかな。と、疑ってしまいます。 (2021年10月20日 23時) (レス) id: 2858fa56d6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ - 私は風柱様ひとつじだどね粉雪ちやんも風柱様にほれたんじやないかなここにきて (2021年10月2日 10時) (レス) id: 3ad59a45e6 (このIDを非表示/違反報告)
さらりとクマ(プロフ) - 粉雪さん» あっらー！粉雪様！いつもお読み頂き誠に有難うございます！！いいではありませんか推し変！！でも煉獄さんもかっけーですよねぇ…完結までには不死川さん推しになってるように推し変パワー込めてお話書きますね！？頑張りますーー！！ (2021年9月5日 22時) (レス) id: 2dfbebf58e (このIDを非表示/違反報告)
粉雪 - 前世のお話から読んでます！いつも楽しませて頂いております。私は煉獄さん押しなのですが、この作品を読むたびに不死川さん押しに転換しようかと思ってしまいます…！これからも楽しみです！応援しております！ (2021年9月5日 14時) (レス) id: 33866b80ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さらりとクマ | 作成日時：2021年7月18日 21時
