手作りケーキ(時透ツインズHBD番外編) ページ36
8月8日は弟たちの誕生日、うちで誕生日パーティーを開いた。
パーティーには玄弥くんと不死川先生も招いた。
玄弥くんは2人へプレゼントを渡し、先生はどこからとも無く持ってきたパーティーハットを2人に被せた。
「へー、先生意外と雰囲気とか大切にするんだ。」
「たまたまあったから持ってきただけだァ。」
ニヤニヤと笑う有一郎に先生はイラつきながらも、こうして一緒にお祝いしてくれてる。
「皆さんケーキを召し上がれ！」
皆切り分けたケーキが手元に届くと、フォークを手に取り食べ始めた。
「これAさん作ったんすか！凄い、めっちゃ美味い！」
「ありがとう玄弥くん！」
ケーキはほぼ毎年私が焼く。イチゴのショートケーキ。来客もあったし買った方が良かったと思ったけどそう言ってくれて良かった。
「先生、Aねえさんが作ったの美味しい？」
静かにケーキを口に運んでいた先生に無一郎が問いかけた。
「…あァ、美味い。久々にこんなうめぇもん食ったわ。」
「…あ、ありがとうございます…！」
美味しいって言ってくれた。
シンプルに「美味い」だけでも嬉しいのに、最後のひと言がもう…今まで俺が食べてきた物の中で1番美味しいと言われてるみたいで…いけない、度を超えた解釈だった。
すると、無一郎は口の中のものを飲み込むとニヤリと笑いながら話した。
「僕たちAねえさんの手作りいつでも食べられるんだ。ずっと近くにいるし。生まれた時から常に一緒なんだ。本当に幸せ。毎年のようにこの手作りケーキを食べれるなんて。」
隣で何度も頷く有一郎。
そんなこと言われてねえさん嬉しい…のだけど…
「なぜ俺にドヤ顔して言うのか理解し兼ねるねェ？何のマウントだァ？」
先生と無一郎の間に火花が散る。
弟たちの謎に勝ち誇ったような顔に先生はこめかみをひくつかせている。
「よく分からないけど、おかわりしませんか？生憎あと3切れで2つは弟たちにあげたいのだけど、残り1つ先生か玄弥くんいかがですか？」
「俺食いたい｣
「玄弥後でスイカ1玉買うから譲れ。」
｢それは無し！俺が先に言ったし！別に今スイカはいいわ！甘党だからって！」
「アァ？！」
｢｢大人気ない｣｣
まさかケーキの取り合いになるとは。
仕方なくもともと小さいケーキを更に半分に分けて喧嘩を沈め、何とか最後まで楽しんで2人の誕生日をお祝いしました☆
･･･
時透ツインズHBD！カッコ可愛い2人好き！生誕絵キュンでした！不死川さんも最高！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 277人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さらりとクマ(プロフ) - nさん» ええええええ？！天才…？！ぷろ…？！全くもってくそくそど素人ですが、そのようにお褒め頂けてハッピーです…！続編の更新の方もう暫しお待ちくださいませ…！コメントありがとうございます！！！ (2021年10月23日 12時) (
レス) id: 2dfbebf58e (このIDを非表示/違反報告)
n - この小説書かれた方、、天才ですか❓話の構成や、ラブシーンも上手すぎます。。。プロの作家が書いてるのかな。と、疑ってしまいます。 (2021年10月20日 23時) (レス) id: 2858fa56d6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ - 私は風柱様ひとつじだどね粉雪ちやんも風柱様にほれたんじやないかなここにきて (2021年10月2日 10時) (レス) id: 3ad59a45e6 (このIDを非表示/違反報告)
さらりとクマ(プロフ) - 粉雪さん» あっらー！粉雪様！いつもお読み頂き誠に有難うございます！！いいではありませんか推し変！！でも煉獄さんもかっけーですよねぇ…完結までには不死川さん推しになってるように推し変パワー込めてお話書きますね！？頑張りますーー！！ (2021年9月5日 22時) (レス) id: 2dfbebf58e (このIDを非表示/違反報告)
粉雪 - 前世のお話から読んでます！いつも楽しませて頂いております。私は煉獄さん押しなのですが、この作品を読むたびに不死川さん押しに転換しようかと思ってしまいます…！これからも楽しみです！応援しております！ (2021年9月5日 14時) (レス) id: 33866b80ff (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さらりとクマ | 作成日時：2021年7月18日 21時
