12 蜜璃さんといっしょ ページ16
次の日、無一郎くんの所へバレないように行ったけど、道場に入るなり「ねえさん!」って隊士そっちのけでトコトコ喜んで私の元に寄ってきた。
可愛いかった。
周りの隊士は「え?ねえさん??」って困惑してた本当は違うんだけどね。
結局普バレてただ隊士の前で手合わせしてきただけになった。
だから今日は蜜璃さんの所へ来て、地獄の柔軟とやらをしに来た。
どんなに格好を変えてもバレると学んだので、普通に身元を隠さずに来た。
だけど…
「ダメよ!Aちゃんにこの稽古はさせられないわ!」
「何でです?」
専用の服をもらおうとするも、必死に止められる。
「だって、この衣装はお肌が沢山出ちゃうもの!」
「今更過ぎません?」
この沢山のお肌が露になる服をもう蜜璃さんが前から隊士たちに着せてるじゃないですか。
そして、蜜璃さんの姿からして全く説得力がない。
「これを可愛い色白の美人なAちゃんが着てしまったら、男の子たちがえっちな目で見るに決まってるの!私も鼻血が出ちゃうかもしれないわ!」
「私の容姿がどうとか関係なく、とにかく蜜璃さん説得力がないです。」
男の子たちがえっちな目で見るのは蜜璃さんの際どい隊服姿だし、もう見慣れてしまったけど私だって鼻血が出そうですよ。
「ええ?!しっかりと言葉をちゃんと使ってお話できたと思ったのに…あっそれから…」
「それから?」
「不死川さんにまた怒られちゃうもの!」
「ま、また?」
「この前皆で手合わせをした時に私のスカートとAちゃんのズボンを交換した事を、夜間警備に行く前偶会って怒られちゃったの!」
ああ、私がお願いしたのに怒られたなんて申し訳ない。
「この衣装を来て男の子たちが寄ってきたら不死川さん絶対怒るに決まってるわ!だから、着せられないの!
あ!3時だわ!パンケーキの時間!Aちゃん、食べましょう!」
「あ、ええ?」
グイグイと手を引っ張られ、甘い蜂蜜のかかったパンケーキを食べることになった。
蜜璃さんの所に訓練しに来たのに、今日はパンケーキだけ食べて終わってしまった。
・・
「甘露寺ィ、いくらAの頼みでも過度に肌出す様な格好させんなァ。」
はわわ!怖いけどAちゃん思いでキュンキュンだわ!Aちゃん愛されてるわね!
「あたりめェだ。」
「え?」
「声に出てるぞ。」
「…ッ」←恥ずかしいのとサラッと肯定した不死川さんがカッコよくて両手で顔を覆った。
507人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さらりとクマ(プロフ) - 真緒さん» 真緒様!!ありがとうございます!!!不死川さん好きになってくれてうれちい…!作者のことも?えへへ鼻血 なかなか作品出せてない状況ですが一応ゆっくり制作中です是非よろしくお願いします!! (2022年4月23日 10時) (レス) id: 8eff2d73b0 (このIDを非表示/違反報告)
真緒 - クマさん!大好きでーす!❤️ (2022年4月1日 13時) (レス) id: f3449b7706 (このIDを非表示/違反報告)
真緒 - こんなにいい作品を読ませていただいてありがとうございます!実を言うと私不死川担ではないのですが(むしろちょっと苦手だった)この作品を読んで好きになりました!これからもクマさんの作品読みにいきますのでコメント見てくださいね! (2022年4月1日 13時) (レス) @page42 id: f3449b7706 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ - 風柱様むざんたおしたとはいえむりしないでくださいね (2021年11月10日 22時) (レス) id: 3ad59a45e6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ - わたしいつもおもうときがあるですりあるでかぜがふくと風柱様の事/// (2021年11月10日 22時) (レス) @page39 id: 3ad59a45e6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:さらりとクマ | 作成日時:2021年2月3日 0時