7 布団 ページ8
実弥さんが居間へ戻ってきた。
「Aはあっちの布団で寝ろォ。俺はここの居間で寝るからよォ。」
布団敷きに行ってたのか。いや、じゃなくて！
「そんな！逆です！」
「逆じゃねェ。」
「だめです！ここから動きません！」
実弥さんが黙ってしまった。
怒らせたかな…少し怖くなって俯くと、
ヒョイっ
「え！？」
「なら無理やり連れて行くまでだァ。」
実弥さんは私を横抱きにしてそのまま布団のある部屋へ向う。
顔がすごく近い。
「〜ッ！だめですって…」
私の訴えも乏しく、暴れる訳にもいかず布団にゆっくりと降ろされた。
「それじゃあなァ。」
「え、あ…待ってください！」
「あァ？まだなんかあんのかいィ？」
襖に手をかけこちらを振り返った実弥さんにちょっと睨まれてしまった。
一日ずっと一緒に居たから少し寂しい。
実弥さんもちゃんと布団で寝て欲しいし…
そうだ！
「あの、一緒に寝ればいいじゃないですか！私、実弥さんと離れたくないですし…」
そういうと、実弥さんはまた黙って固まった。
どうしよう、あまりにも我儘ばっかりで呆れられちゃったかな…？
そう思っていると、ハア、と実弥さんはため息をついた。
「お前、それどういうことか分かって言ってんのかァ？」
「…え？」
実弥さんが私に近づいてくる。
どういうことって…
！？
「あ、いや、えっと…」
分かってしまった気がする。
でもそんなつもりでは…
トンっ
実弥さんに押し倒され、顔の両側には実弥さんの両腕、目の前には実弥さんの顔がある。
慣れない状況に戸惑いを隠せない。顔が火照る。
「恋仲になった男に軽々しくそう言うんじゃねェ。」
骨の芯まで響くような低い声。私を見つめる顔が男らしくて、こんな状況なのに心臓が跳ねてしまう。
「せっかく我慢してたのによォ。お前が煽ったんだからな、覚悟しろォ。」
「んぅっ！」
ニヤリと不敵な笑みを浮かべてそう言った次の瞬間、噛み付くような接吻が降り注いだ。
「んっ…さねみさ…んんっ！」
実弥さんの舌が入ってきた。
私の口の中を貪るようにねっとりと動き回る。
忘年会の時の朧気にある記憶と似ている…。
すると、着流しの上から、背中からももにかけてゆっくりと実弥さんが片手を滑らせていった。
思わず仰け反ってしまう。
触れられた部分が熱くて変な感じ…
そのまま深い接吻をされ、ももの辺りをさわさわと触れられ、ゾクゾクしてしまう。
溶けちゃいそう…何も考えられない。
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さらりとクマ(プロフ) - snowさん» snow様！大変お待たせしておりました！続編出来次第お知らせしますね！立ち上げだけしてお話までは更新はできないかもですが…。ぜひ、今後も宜しくお願いします！！！！ (2020年11月15日 12時) (
レス) id: 2dfbebf58e (このIDを非表示/違反報告)
snow - 更新お疲れ様です！もう続編間近ですね！早い！!これからも応援しています！ (2020年11月15日 12時) (レス) id: 6289ae6079 (このIDを非表示/違反報告)
さらりとクマ(プロフ) - snowさん» snow様！いつも有難うございます！間が空いてしまって申し訳ないです…！楽しんで頂けるようなお話考えておくので、これからもどうぞ宜しくお願いします！！！！ (2020年11月11日 19時) (レス) id: 2dfbebf58e (このIDを非表示/違反報告)
さらりとクマ(プロフ) - ひまわりさん» コメント有難うございます！いつも読んで頂いて感謝しかないです…！落ち着きましたら、しっかり更新していく所存です！これからも宜しくお願いします！！！ (2020年11月11日 19時) (レス) id: 2dfbebf58e (このIDを非表示/違反報告)
snow - 更新お疲れ様です！クマ様のお話が1週間も読めないなんて…土曜日楽しみにしております！実習頑張ってください！ (2020年11月9日 19時) (レス) id: 6289ae6079 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さらりとクマ | 作成日時：2020年10月19日 1時
