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恋柱の勘 ページ34

私が落ち込む様子を見て、蜜璃さんが口を開いた。


「Aちゃん!落ち込むことは無いわ!
ちゃんと不死川さんのことを想っているなら、いつかその恋は必ず実るわ!」

「何で…そんな確証をもっていらっしゃるのですか?」


「え?それは不死川さんが「蜜璃さん」あ!あ、そうね…、恋柱の勘よ!ほら、私、恋の呼吸の使い手だもの!ま、間違いはないの!」



今の動揺、私は見逃さなかった。

動揺を隠せない蜜璃さんの様子に、しのぶちゃんの笑顔に怒りの感情が見える。
蜜璃さんもそれに気づき、「ごめんなさい!」と目でしのぶちゃんに訴えているように見える。

宇髄さんも知ってたけど、しのぶちゃんも蜜璃さんも、不死川さんが私の事気になってたってことを知ってたの?
でも、今の不死川さんのあの様子だと、とっくに私なんかもう…。


…とにかく、もう任務に行かなきゃ。解散しないと。


「今日はありがとうございました…。
お2人に相談して良かったです。」

「いいのよ!恋のお話は沢山聞きたいわ!また何かあったら頼ってちょうだい!」

「私も、Aさんの相談ならいつでものりますよ。」


優しいなぁ。この2人に出会えて良かった。


「次会うのは今年最後の会議ね!
その後は忘年会だから、また楽しくご飯食べてお話しましょうね!」

「はい!楽しみです!」

「そういえばAさん、炭治郎君が最近Aさんが来なくて寂しそうにしていましたよ。いつか顔見せに行くだけでもいいので屋敷にいらして下さい。」

「あ!最近行けてなかった…年明けになるかもだけど、もう少ししたら行くね!」


こうして2人と別れ、私は任務へ向かった。



「恋柱の勘、当たるといいんだけどなぁ」


そんなことを呟きながら、振り積もった雪の上を駆けていった。





この時、数日後の忘年会であんな事になるなんて、誰も知る由もなかった。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥 , 風柱   
作品ジャンル:アニメ
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ゆみ - わたしもさねみさんもくまさんも凪子さんのこと見守てるから (2022年4月25日 23時) (レス) id: 3ad59a45e6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ - 泣いてくれてありがとう凪子さんわたしもだいすきなさねみさんとここで恋仲になれてうれしいもん (2022年4月25日 23時) (レス) @page47 id: 3ad59a45e6 (このIDを非表示/違反報告)
さらりとクマ(プロフ) - 凪子さん» え?!あ?!泣かれましたか?!お目目腫れてませんか!?ちなみに作者は見聞録の弐を読んで泣いてしまいました同じですね!(?)明日会う人に心配にされないようしっかり目元のケアをなさって下さい!!!お読み頂きありがとうございます! (2021年2月4日 23時) (レス) id: 2dfbebf58e (このIDを非表示/違反報告)
凪子(プロフ) - 泣いてしまった!!実弥さんの愛の深さがたまりません! (2021年2月4日 20時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
さらりとクマ(プロフ) - tauorgemさん» コメントありが…えええ?!お泣きになられた?!確かに、思いのすれ違いについては頑張って書いた記憶があり、それで心を揺らして頂いたなんてとても嬉し…いや!目を腫れさせてしまってはだめですね?!どうかおめめをしっかり冷して下さいませ!! (2021年1月18日 23時) (レス) id: 2dfbebf58e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さらりとクマ | 作成日時:2020年10月3日 8時

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