風柱さんは闇柱に片思い中･･･？弐

何が起きた？ ページ16

今日は柱合会議。なんだけど…

この前、刀に自分で作った毒を塗ったら、調合ミスをして、みるみる刀身が錆びてしまって使い物にならなくなってしまった。
そのため、新しく刀を打ってもらうことになり、今日最終確認で刀鍛冶の里に行かなければならなかった。
お館様には許可を貰って会議を欠席することになったけど、今回は長くなるかもしれないから、帰ってき次第出席するよう言われた。

何か重大なことが起きたのかな…。



何人もの隠の人に背負ってもらって移動する。

私はいいとして、他の柱もこんな感じで里に連れてかれるの…？

女性陣と冨岡さん、伊黒さん、無一郎君は想像出来る。伊黒さん永遠にネチネチ喋ってそうだけど。
悲鳴嶼さんとか宇髄さんはどうしてるんだろう、体が大きすぎるよ。
不死川さんは？すっごい大きい訳じゃないしおんぶか。え？不死川さんがおんぶされてるって…

「ブフッ」

「闇柱様、急に耳元で吹き出さないでください。あと、そろそろ着きます。」

「すみません。」

いつの間にか里に着いた。

鉄珍さまにご挨拶して、担当の刀鍛冶さんの所へ行く。今回から刀鍛冶さんが変わったらしい。
刀を折ったり、私みたいに使い物にならなくしたりすると、すごい癇癪起こす人だからと言われ、鉄珍様にみたらし団子を持たされ向かうと、なんとか平穏に最終確認ができた。
私は温泉に入って仕上げを待つことにした。


布を巻いて入ったので鎹鴉の総二郎を連れて話をしながら温泉を堪能した。

「今日の柱合会議、何かあるのかなぁ」

「今、竈門炭治郎トイウ隊士ノ裁判ガ行ワレテルラシイ！」

へー、裁判…

…え？！

「産屋敷邸って、裁判所だったっけ…。」

「シラナーイ」


だいぶ長く入ったので上がり、怖い人から刀を受け取り、また隠の人に背負われてそのまま産屋敷邸に向かう。

「二度と毒を塗るな」と言われてしまったけど嫌です今度は調合ミスしませんから。


裁判か…だから長くなるとお館様は行ってたのかな。


産屋敷邸に着き、お館様にご挨拶してから皆の元へ行くと、
明らかに不機嫌な不死川さんと、なんかしょんぼりしている伊黒さんが目に入った。
不死川さんにいたっては、腕の傷が生々しい…ついさっきできた傷…？

「Aさん、なにか気になっているようですが、この後詳しくお話しますよ。」

しのぶちゃんに言われ、とりあえず不死川さんの後ろに座り、会議に集中した。



それにしてもすごく重たい空気だ…

何があったんだろう…

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