風柱さんは闇柱に片思い中･･･？弐

強くなった ページ13

休暇後3日目最後は、不死川さんとだった。


ちょっぴり不死川さんとは気まずい…。
変に意識しちゃうし、前甘味処行った時不機嫌だったし…。

でも、今は任務！集中！


この流れだと、上弦の鬼がくるんじゃないかと思ってた。

けど…。


「こなかったなァ。」

夜明けも近く、鬼もいない限り任務は終わりなので、帰路についた

雑魚鬼を数体斬った程度で今日は終わった。


「鬼舞辻もあんまり自分の部下斬られ過ぎても困るのかもなァ。」

「そ、そうなんですかね…？」


それと、と不死川さんは続けた。


「お前、前よりも格段に動きがよくなったな。伊黒と冨岡も、褒めてたぞ。」


「え…？」

ほ、褒めてた？


「休暇中、鍛錬や手合わせに一段と力入れてただろ。俺は正直大怪我した後だったから、そんなに休みなくやったら体壊すと思ってヒヤヒヤしてたァ」


もしかして、前甘味処行った時、不機嫌だったのって、そのせい…？？


「だが、前の任務がお前を奮い立たせたんだな。この1週間でまた強くなった。お前はスゲェなァ。」

頭を撫でられる。


そうか、頑張った成果が出たんだ。
着実に、強くなってたんだ、私。


いつの間にか、私の屋敷の前に着く。

「これからも鍛錬に励めと言いたいが、ちゃんと休めよ。じゃあなァ。」

そう言って、不死川さんは去っていった。

「ありがとうございます！」

と大きな声で言うと、「あァ。」とだけ返ってきた。


やっぱり不死川さんは凄いなと思う。
ちゃんと人の事見てて、気遣ってくれて、嬉しい言葉を言ってくれる。ちゃんと認めてくれる。

「やっぱり好きだなぁ…。
…てか、伊黒さんと冨岡さん褒めてたならその時に言ってくれればいいのに。」

なんて呟きながら私も屋敷へ入った。






休暇後3日間の任務を終え、お館様のところへ行った。

お館様にお会いするなり、すごく強くなったと褒めて頂いた。
嬉しくてホワホワしちゃった。


お館様によると、3日目に急に十二鬼月が現れなくなったのは、鬼舞辻の中で状況が変わり、目的が変わったのではないかというお話だった。

それについてこの間鬼殺隊に入ったばかりの隊士が関わっているらしいけれど、「いずれAにも分かるよ。」と教えてくれなかった。


気になるなぁ。

とりあえず3日間頑張ったので、この後は蜜璃ちゃんとしのぶちゃんと美味しいものを食べに行ってこよう！


･･･････････････････････････････

更新遅くてすみません！

女子会→←何故？

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す