次の恋は ページ34
宇髄side
「それにしても、恋する女性の心を踏みにじる元お相手の方を私は許せません。
一体なんなんでしょうか。手さえも握ってあげないなんて…。」
「ああ、それは男としてかなり地味すぎる。」
胡蝶と俺と黒城で話をする。
他の奴らは他の奴らで騒いでる。
不死川も別の輪の方にいるが、黙ってチビチビ酒を飲んでいる。
やはりそう思いますよね…と黒城は自嘲気味に笑う。
男の方の夢が叶わなくなってしまったことは気の毒だがなぁ。
でも恋仲なりにも女を幸せにしねぇのはダメだ。
「Aさんを長い間苦しめるなんて…毒を作って…」
「しのぶちゃん！大丈夫だから！ありがと！」
「分かりました。」ニコッ
目が笑ってねぇぞ胡蝶。
「俺ならそんな地味なことしねぇのに。
黒城！俺の4人目の嫁になれ！そうしたらちゃんと俺が 「おい宇隨ィ。」 おーこわいこわい。」
不死川がやっと口を開いたかと思えばムキになってやがる。
しっかり俺らの話に聞き耳立てやがって。
あはは…と苦笑する黒城。
それはそれで寂しい反応だなぁ。
「まあ、次の恋はいいものになるといいなぁ。
で、誰かいい人見つけてないのか？」
と聞くと、黒城はえ！と驚く。
すると、黒城は困ったように話した。
「見つけるわけないじゃないですか！しばらくそういうのはいいかなと思ってますし…」
「ハハッそりゃそうだよな、わりぃ、ゆっくり見つけな！」
チラッと不死川を見やると、お猪口片手に俯いてやがる。
分かりやすいなお前は。
それから皆で色んな話をして盛り上がった。
黒城の故郷の土産も配られ、黒城の故郷のことも少し聞くことが出来た。
もう夜が深まっていた。
黒城以外の10代組が寝てしまったので、そいつらを屋敷に泊める事にした。
「黒城も、他の奴らと一緒に泊まっていくか？まだ俺たちは飲むしよぉ。」
「いえ、私は荷物片付けたいので帰ります！」
「でもよー…」
いくら柱だとはいえ女1人は危ねぇなぁ。
「俺が送っていってやらァ。明日昼から任務だしなァ。」
ずいっと不死川が送ると名乗り出た。
でも、任務だと？
「お前、明日非番だから飲むって言ってなかったか？」
「さっき厠から戻る時鴉から言われたんだよォ。」
はーん、なるほどねぇ
咄嗟に黒城を送る口実を作ったな。
ホンットにこいつは。
「じゃあ不死川頼むよ〜」
「すみません不死川さん、よろしくお願いします。」
「あァ。」
こうして2人は屋敷を出ていった。
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さらりとクマ(プロフ) - snowさん» 質問ありがとうございます！読み方は「やみりゅう」です！なんか厨二病っぽくて書いてて恥ずかしいので技とかはさらっと流していただいていいですよ！！！！ (2020年10月22日 20時) (
レス) id: 80a6dd6298 (このIDを非表示/違反報告)
snow - 質問です！この作品でちょくちょく出てくる闇の呼吸ですが、「闇竜」の読み方教えてください！(クマ様の闇の呼吸結構好きです！) (2020年10月22日 19時) (レス) id: 6289ae6079 (このIDを非表示/違反報告)
さらりとクマ(プロフ) - いぐろさん» 何回も読まれるのはちょっと恥ずかしいですね！でも読んで頂き有難うございます！ (2020年10月4日 12時) (レス) id: 80a6dd6298 (このIDを非表示/違反報告)
いぐろ - 何回でもよみたくなる！！！！！！ (2020年10月4日 11時) (レス) id: abcdb48192 (このIDを非表示/違反報告)
さらりとクマ(プロフ) - いぐろさん» （い、伊黒さん…？！）有難うございます！嬉しいです^^*続編の方も頑張ります！ (2020年10月4日 11時) (レス) id: 80a6dd6298 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さらりとクマ | 作成日時：2020年9月27日 2時
