柱合会議(2) ページ3
なんだこの感情は…
艶があり風になびいて揺れる長い黒髪。
大きく澄んだ藍色の瞳。
白く透き通る肌、細くスラリとした容姿。
心臓がうるせぇ…どうしちまったんだよ俺はァ
お館様は話を続けた。
「この子の名は、黒城Aだよ。
闇の呼吸の使い手の優秀な剣士なんだ。この子を闇柱として就任させたい。みんなはどうかな。」
闇の呼吸…
聞いた事のねェ呼吸だ。
「お館様の認める剣士とあらば、柱として共に戦いたい！
しかし！今柱はひとりとして欠けていないのに、10人目を迎えることは疑問である！
理由をお聞かせ願いたい！」
俺も気になる。何故だ。
「そうだね。今柱は誰も欠けていない。みんなとても優秀だ。
Aはね、初代鬼殺隊で最強と言われ、唯一無惨に刃を振るった柱の子孫なんだよ。」
？！
てことは、かなりの実力者なのか。
「Aの呼吸は、派生されたものでその柱の呼吸とはだいぶ離れているけれど、相手が強ければ強いほど威力が増すと考えられているんだ。」
「では、十二鬼月はもちろん、鬼舞辻との戦いで有利になるということですか？」
胡蝶が問う。
「その通りだよしのぶ。だから柱としてAにはもっと強くなってもらおうと思う。
以上を踏まえてAの柱就任に異論はあるかな。」
「「ありません。」」
「では、この会議で正式にAを闇柱として承認するよ。
では、闇柱からみんなへ挨拶してくれるかな。」
「御意。」
透き通った声が響く。
「闇柱になりました。黒城Aです。皆様、どうぞよろしくお願いします。」
深々と頭を下げる黒城。
「おう！派手に宜しくな！」
「可愛いわぁ！仲良くしましょう！」
「黒城さん、宜しくお願いしますね。」
「うむ！共に戦おう！」
「あまり馴れ馴れしくするなよ、甘露寺が言うなら少しは話してやってもいい」
「なんの呼吸を使うんだっけ…」
「なむ…宜しくな…」
「頼む。」(宜しく頼む。)
「…ッ」
何も喋れない。
黒城は俺を見た。
なんだ？何もしゃべらねェから見てんのか？
すると、俺に向かって、ニコッと笑った。
「〜〜ッ！！」
顔に熱が集まり顔を伏せる。
「どうしたんだ不死川？熱でもあんのかあ？」
隣の宇髄はニヤニヤしながら、肘で小突いてくる。
「うるせェ。触んなァ。」
「じゃあ、これで柱合会議は終わりだよ。今日は集まってくれてありがとう。
いつも通り会議の夜は非番にするから、Aとご飯を食べて交流を深めるといい。」
こうして柱合会議は終わった。
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さらりとクマ(プロフ) - snowさん» 質問ありがとうございます！読み方は「やみりゅう」です！なんか厨二病っぽくて書いてて恥ずかしいので技とかはさらっと流していただいていいですよ！！！！ (2020年10月22日 20時) (
レス) id: 80a6dd6298 (このIDを非表示/違反報告)
snow - 質問です！この作品でちょくちょく出てくる闇の呼吸ですが、「闇竜」の読み方教えてください！(クマ様の闇の呼吸結構好きです！) (2020年10月22日 19時) (レス) id: 6289ae6079 (このIDを非表示/違反報告)
さらりとクマ(プロフ) - いぐろさん» 何回も読まれるのはちょっと恥ずかしいですね！でも読んで頂き有難うございます！ (2020年10月4日 12時) (レス) id: 80a6dd6298 (このIDを非表示/違反報告)
いぐろ - 何回でもよみたくなる！！！！！！ (2020年10月4日 11時) (レス) id: abcdb48192 (このIDを非表示/違反報告)
さらりとクマ(プロフ) - いぐろさん» （い、伊黒さん…？！）有難うございます！嬉しいです^^*続編の方も頑張ります！ (2020年10月4日 11時) (レス) id: 80a6dd6298 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さらりとクマ | 作成日時：2020年9月27日 2時
