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プロローグ〜炎の記憶〜 ページ2

Noside…




とある病院の、地下一階。
一人の少女…いや、幼女が歌っていた。


「炎の記憶は森の中♪森の中♪
ナイトはとっても怒っているよっ?♪
それでも彼は我慢して…白い城で眠ってるっ♪
ねぇ、ねぇ♪お姫さま〜♪
早く彼を助けてよ?♪ねぇ、ねぇ♪お姫さま♪
灰被り姫は…手遅れみたいよ?♪」


歌は終わらない。
これでもかというほど大声になっても、誰も来ない。彼女の声も枯れない。


だって、それが彼女の存在意義。
歌い終わると、彼女は腰かけていたベットで眠りについた。しかし…


本当の意味で、歌は終わっていない。



*** *** *** ***



そしてほぼ同時刻。『彼』は…。




ナゼこんなところニるノ?

ワからなイ、ワカラナイヨ。


…ううん、ヒトツだけわかル。


彼は燃え盛る3つの影を見て呟いた。


「……復讐だ」

〈第一話〉→←設定(見といた方が得!)


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作者名:桜吹雪 | 作成日時:2016年4月3日 13時

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