第1話 ページ3
さてと、仕事しますか!
いつものように子供たちが学校に行くのを見送ったあとコーヒーを淹れて、パソコンの電源をつける。
メールをチェックしてイラストの直すところを直し、新しいイラストの下書きを終わらせる。
一区切りつき、ふと時計を見るともうお昼を過ぎていた。
「あー、まじか。もうこんな時間じゃん。」
描いていたイラストを保存してパソコンの電源を落とす。
冷蔵庫の中からジャムを取り出して、食パンにぬる。
それを齧りながらスマホの通知を確認する。
へぇ……あの子、結婚したんだ。
最近は結婚のニュースばっかだなー
そんなことを考えながら食パンを食べ進める。
食べ終わったあとはスーパーへと向かった。
今日の夕飯どうしようかな……
まあ、適当に食材買っていけばいいか。
確か、牛乳はあと2本あるし、麦茶のパックもあるから……久々にオレンジジュースでも買うか。
後は、ピーマンないから買っておこう。玉ねぎはあと2玉あるし、あ、じゃがいもないから買うか。
冷蔵庫にあったものを思い出しながらカゴへと食材を入れていく。
「あれ?沙羅さん?」
後ろから聞き覚えのある声で名前を呼ばれたため振り返るとそこには梓ちゃんがいた。
「梓ちゃん!」
「やっぱり、沙羅さんだ!もうー、最近ポアロ来てくれないから寂しいですよー!」
「ごめんごめん。仕事の締切が近くてさー、まあそれも終わったから今度時間ある時に行くよ。」
「ほんとですか!あ、そういえば、新しい店員さんが入ったんですよ!それがまた、すっごいイケメンで、まだ1週間ぐらいしか経ってないのにあっという間に人気出ちゃったんですよねー。」
まじか。
ポアロにそんなイケメン店員さんが入ったのか。
見てみたい。
「じゃあ、次行く時の楽しみにしてるね。」
「はい!お待ちしてます!!約束ですよ!沙羅さん!!」
「わかった!それじゃ、私はもう買い物終わるし、帰るけど不審者とか多いし梓ちゃん、帰り気をつけてね。」
「それは沙羅さんもですよ!」
「私は大丈夫よ。子持ちのアラサーを狙う不審者なんているわけないって!」
「沙羅さんは気づいてないだけで全然子持ちに見えませんから!兎に角気をつけてくださいね!」
「わかったわ。それじゃ、じゃーね。」
「はい!」
そう言って梓ちゃんと別れ、レジでお金を払ってスーパーを出た。
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作者名:ユラ | 作成日時:2020年4月26日 18時