第138夜 学問の日々 ページ38
「貴様らァ休むと退学だぞ！！」
今日も体力作りは続く。
「腕立てェ！」
「腹筋！！」
「マウレニアうさぎ跳び！！！！」
「…おそいぞチビ！！！」
ビビタン
キッ！
アラジンはまたマイヤーズを睨みあげるが、やはりそのボンボロボイーンと落ちこぼれそうな胸に励まされ、頑張った。
正直皆から「元からできる人いいよね」と妬まれていたAも、結構きつかった。
(さ、最近体力詰めはしてなかったし、まじきっつ〜！！)
「やってられるか！！俺たちは崇高な魔導士なんだぞ！？」
そう言って自ら辞めていく生徒も沢山いた。
いや、それがほとんどだ。
だからこそ初めは妬まれていたAだったが、
死ぬ気で我慢した彼らにはわかる。
わざわざこんなことをしに来るほど、
彼女は本当に魔法を愛しているんだと。
それ程までの彼女を責めることは
辞めていく生徒たちには
出来なかった。
＿そして1月後＿……
「残ったのはこの6名だけだ。
ほめてやろう。特にチビっ！貴様が最後まで耐えるとは思っていなかったぞ！！」
「はいっ！マイヤーズ教官のおかげですっっ！」
「そうか………」
マイヤーズは後ろをクルッと振り返ると、ジィン……と涙を流した。
(本当につらい毎日だった…でもその度に、いつも優しく僕をはげましてくれたのは……)
ボンボロボイーン
(ありがとう…！教官(のおっ ぱい)……！)
「おい今変なこと考えてたろ私にも感謝してくださーい」
アラジンの頭を小突くA。
実はAもアラジンのサポートを頑張った。
廊下で倒れるように寝るアラジンを毎度部屋に連れて行ったり(その時にスフィントスの話を聞いてあげるようになって仲良くなった)、朝起こしに部屋に突撃したり。
「では、いよいよ魔法の講義に入ーーる！！」
おおっ！！！！
連れてこられたのはやっと学院の中。
今まで外で体力作りしてきたので少し感動。
「うわ〜〜」
机でペンを片手に教授の話を聞く生徒たち。
棚いっぱいに保管されている怪しそうな不思議なもの。
「なんだか、いよいよ魔法のお勉強ってかんじだねぇ〜」
「何をしている、貴様らにはまずこっちだ。」
これを使え、とマイヤーズが教卓にゴトッと置いたのは、綺麗なガラスでできた女性の象のようなもの。
「わあキレイ。」
「なんだろう？これは……」
「それに順番に両手で触れろ。普段杖で魔法を使う時のように軽く魔力を込めてな。」
白龍編ありがとうそしてマグノシュタット編よろしくおねがいします→←7
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氷空音(プロフ) - ナギさん» 読み進めていただけたら分かりますがヤンデレは治ります！あと、第139夜はこの作品では飛ばしているのですが、呼び方を間違えてしまったところはどこだったでしょうか？すみません！見つけるのが下手で…見つけ次第直させて頂きたいのですが💦 (2022年10月26日 15時) (
レス) id: a1f76e7cbb (このIDを非表示/違反報告)
ナギ(プロフ) - 第139夜ですが、紅玉は紅覇の義姉ではなく、歳が同じ義妹で紅玉と呼んでいますよ！ (2022年10月26日 7時) (レス) @page23 id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
ナギ(プロフ) - 白龍くんのヤンデレは治りますか？まだアニメで放送されていないシンドバッドを倒すところではアラジン達と共に戦っているので治る気がします。 (2022年10月26日 7時) (レス) @page12 id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
氷空音(プロフ) - サラさん» わーい！！！！！！とっても嬉しいですありがとうございます頑張ります😭😭❣️ (2022年3月27日 18時) (レス) id: 5e2c75e263 (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 把握しました！私この小説ほんと見ててなんか微笑ましくなってめっちゃ好きなので、今回頑張って絵描かせていただきます！これからも頑張ってください！応援してます！ (2022年3月27日 18時) (レス) id: 98face5f6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷空音 | 作成日時：2022年3月25日 16時
