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「……君は「コドル1」、か。」
「…はい、」
「改めて聞く。なぜそこまでして「コドル6」の授業を受けたいのだ？」
「……私は、「魔法」は凄いものだと思っています。」
「…？」
「幼い頃から、私は不思議な力が使えた……そして魔導士に憧れ、私もその不思議な力を使いこなしたいと思った…！
魔法を多少使えるようになり、「コドル1」の称号を頂けるくらい上達しても、それでも私はやはり「魔法」は特別で、素敵なものだと思っています！
それが使えるのは全員じゃない、私たちだけが使える特別なもの。
けれど、だからこそ！私は自分に感謝し、魔法に感謝して、魔法を愛して、魔導士になりたいのです……！
魔法が好きなんです、私は……！
けれど……好きな理由も曖昧で、私は魔法について詳しくありません……。
基礎知識がもっと欲しいのです、魔法のことについて、詳しく詳しく、その奥底まで追求し、すべてを知りえたいのです……！」
彼女の頬は高揚し、”本当に興奮しているように”しか見えなかった。
「けれど、「コドル1」は実力があるからと、多少の基礎は省かれると思います。
ほんの少しの差かもしれません。ですが私は、初めから知りたいのです。全てを知り得たいのです。
そのために、私は「コドル6」の授業を受けたい…！
学長！どうか私のこの気持ちをわかってください！！」
学長は驚いた。
今の時代にこんな素晴らしい子供がいるのかと。
ここまで魔法を純粋に愛せる子供が、いるのかと…！
「……君の気持ちはよーくわかった。よし、「コドル1」は実力の証だから変えられんが、授業は「コドル6」のものも受けていいようにしよう。
担当する魔導士に話もつけておくよ。」
「…！！！ありがとうございます……！」
目をうるませて嬉しそうに笑う彼女の頭をまた撫でた。
「私も、こんなに魔法を愛して、魔導士になりたいと心から願ってくれている子が居て本当に嬉しいよ。
特例として、認めよう。」
彼女の「演技」は誰も見抜けない。
幼い頃から必然的に鍛え抜かれたその力を、
利用すべき時に使いまくる。
だがその「嘘」は、
学長の「本音」こそに刺さっていたからこそ
この様な「特例」を貰えたことを
彼女はまだ知る由もない。
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氷空音(プロフ) - ナギさん» 読み進めていただけたら分かりますがヤンデレは治ります！あと、第139夜はこの作品では飛ばしているのですが、呼び方を間違えてしまったところはどこだったでしょうか？すみません！見つけるのが下手で…見つけ次第直させて頂きたいのですが💦 (2022年10月26日 15時) (
レス) id: a1f76e7cbb (このIDを非表示/違反報告)
ナギ(プロフ) - 第139夜ですが、紅玉は紅覇の義姉ではなく、歳が同じ義妹で紅玉と呼んでいますよ！ (2022年10月26日 7時) (レス) @page23 id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
ナギ(プロフ) - 白龍くんのヤンデレは治りますか？まだアニメで放送されていないシンドバッドを倒すところではアラジン達と共に戦っているので治る気がします。 (2022年10月26日 7時) (レス) @page12 id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
氷空音(プロフ) - サラさん» わーい！！！！！！とっても嬉しいですありがとうございます頑張ります😭😭❣️ (2022年3月27日 18時) (レス) id: 5e2c75e263 (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 把握しました！私この小説ほんと見ててなんか微笑ましくなってめっちゃ好きなので、今回頑張って絵描かせていただきます！これからも頑張ってください！応援してます！ (2022年3月27日 18時) (レス) id: 98face5f6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷空音 | 作成日時：2022年3月25日 16時
