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「スフィントスくんか!よろしくね!」
「ハッ、落ちこぼれが…さっさと退学しちまいな!」
「た、退学!?」
「知らねえのかよ…ここじゃ2ヶ月に一度「イクティヤール」っていう魔法の試験があって…
それに落ちるとクビだ、ク・ビ。」
スフィントスの首に巻かれた蛇もシャーーーッと忠告するように鳴いた。
「え、こわーい!!あでもそういえば学長も言ってたな、コドル6の授業受けるのはいいけど自分に合ってない授業受けたせいでイクティヤール落ちても責任取れないよって。」
「あんたさ……初日からそうそう学長とそんな話するやつ他にいねーよ…」
「えなにそれ褒め言葉??」
自分を指さしながらスフィントスと楽しそうに話しているAとは反対に、アラジンはぐっと両手拳を握って気合を入れた。
(う〜ん、難しいところなんだな…僕も明日から、魔法の勉強をがんばらなくっちゃ!
見たところ、街にいやな感じもしなかったし、まずは勉強に専念しよう。)
「おい、なんだよおまえのその「
「?」
スフィントスはアラジンの予定表を見ながらハハハと笑った。
Aも上から見る。
「身体強化の「
さすがコドル6だな!と笑うスフィントス。
アラジンとAは一緒に「身体強化の「
____
「だからお願いしますって!私を「コドル6」にしてください!!」
「そ、そんな願いをされたのは初めてだ!!そんなことは不可能なんだよ!」
「いいっじゃないっですかああああ!」
学院に入った瞬間、教師っぽい人を見つけて話しかけたらほんとに魔導士として指導する人だったのでその場で直談判したA。
「なんっ、なんでだめなのですか!別に上のコドルにしろと言っているわけでは!」
「なんの騒ぎかね?」
「!!」
その男を目にした瞬間、周りの人々は一斉に頭を下げるので、Aは直ぐに彼が誰かを察した。
この人が、「マグノシュタット」の…!
警戒しながら彼を見上げれば、頭を下げぬ自分にも怒ることなく、学長はポンポンと頭を撫でた。
「!?」
「今日来た編入生か。はじめまして、今日から頑張るんじゃぞ。」
(優しいおじーちゃんにしか、見えない…)
「が、学長!この子……」
魔導士は学長にAがとんでもない頼みをしてきてめちゃくちゃしつこいことを話すと、その場で話し合うことになってしまった。
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氷空音(プロフ) - ナギさん» 読み進めていただけたら分かりますがヤンデレは治ります!あと、第139夜はこの作品では飛ばしているのですが、呼び方を間違えてしまったところはどこだったでしょうか?すみません!見つけるのが下手で…見つけ次第直させて頂きたいのですが💦 (2022年10月26日 15時) (レス) id: a1f76e7cbb (このIDを非表示/違反報告)
ナギ(プロフ) - 第139夜ですが、紅玉は紅覇の義姉ではなく、歳が同じ義妹で紅玉と呼んでいますよ! (2022年10月26日 7時) (レス) @page23 id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
ナギ(プロフ) - 白龍くんのヤンデレは治りますか?まだアニメで放送されていないシンドバッドを倒すところではアラジン達と共に戦っているので治る気がします。 (2022年10月26日 7時) (レス) @page12 id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
氷空音(プロフ) - サラさん» わーい!!!!!!とっても嬉しいですありがとうございます頑張ります😭😭❣️ (2022年3月27日 18時) (レス) id: 5e2c75e263 (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 把握しました!私この小説ほんと見ててなんか微笑ましくなってめっちゃ好きなので、今回頑張って絵描かせていただきます!これからも頑張ってください!応援してます! (2022年3月27日 18時) (レス) id: 98face5f6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:氷空音 | 作成日時:2022年3月25日 16時