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「都市全体に強力な結界がはってあるゆえに、指定の関門以外からの出入りはできない。1度入ったら許可なしには出られない、留意するように。」
これまた怖いルールだな、と思いながらAは腕を組んでモンモンと考える。
_アラジンと共に過ごす方法を……
パァッ……
だがそんなことは一旦置いてしまうくらい、アラジンとAはその都市に目を奪われた。
「!!うわあ……!!」
「ひゃー……!」
空を飛ぶのは杖に乗った魔法使い……!
キラキラと輝く建物、水…!
乗り物は絨毯のようなものが代わりになっているのか……!?
「魔法、魔法……町中魔法使いだらけ……!?」
「す…すげぇ……」
(魔法使いじゃなさそうな人たちも「魔法」に全然驚いたりしていない!
よく見たら、町のあちこちに不思議な道具が……まさかみんな「魔法道具」!?一体どうなってるんだ、この街は…!?)
「何をしている、さあ入りなさい…
諸君らはこの「マグノシュタット学院」の栄えある今年度第3期編入生である!」
ザワザワ
ザワザワ
まるでお城のような学院に入ってから、Aとアラジンは別れた。
なにやら彼女はやりたいことがあるらしい。
アラジンはトコトコとながーい廊下を歩きながら先程貰った紙に目を通した。
「えーとなになに?「マレーフ(上級魔導士による魔法指導)は明日から、編入生諸君は学園寮にて体を休めること」_…そっか、授業は明日からか。楽しみだな〜!
そういえばAおねいさん、どこへいったんだろう?ここに来たばかりなのにやる事なんてあるのかな?
あ、ここが僕のお部屋だ。」
ガチャンとドアを開けた瞬間、モワーッと煙のようなものがアラジンを襲う。
ゲホゲホッ、と咳をすると、「あぁん?」とその部屋のベッドでくつろいでいた青年がこちらを向いた。
「あ!君は…!」
彼はアラジンを煽ってAを見てあんぐり口を開けていた青年だった。
「同じ部屋なんだね、よろしくね!僕はアラジンだよ!」
隣のベッドに座りながら手をのばすが無視される。
「……ハッ、俺は「コドル6」と馴れ合う気はねぇ…話しかけんじゃねえよ……」
フ…と青年が髪を書き上げた時、
「あら、じゃあ私とは仲良くしてくれるー?」
と、ガチャンと扉が空いた。
その人物を見て、アラジンは笑顔になり、青年はギョッと目を丸くした。
「お、お前……「コドル1」のあの時の女じゃねーか……!」
指さされたAは、手を振ってニコリと笑った。
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氷空音(プロフ) - ナギさん» 読み進めていただけたら分かりますがヤンデレは治ります!あと、第139夜はこの作品では飛ばしているのですが、呼び方を間違えてしまったところはどこだったでしょうか?すみません!見つけるのが下手で…見つけ次第直させて頂きたいのですが💦 (2022年10月26日 15時) (レス) id: a1f76e7cbb (このIDを非表示/違反報告)
ナギ(プロフ) - 第139夜ですが、紅玉は紅覇の義姉ではなく、歳が同じ義妹で紅玉と呼んでいますよ! (2022年10月26日 7時) (レス) @page23 id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
ナギ(プロフ) - 白龍くんのヤンデレは治りますか?まだアニメで放送されていないシンドバッドを倒すところではアラジン達と共に戦っているので治る気がします。 (2022年10月26日 7時) (レス) @page12 id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
氷空音(プロフ) - サラさん» わーい!!!!!!とっても嬉しいですありがとうございます頑張ります😭😭❣️ (2022年3月27日 18時) (レス) id: 5e2c75e263 (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 把握しました!私この小説ほんと見ててなんか微笑ましくなってめっちゃ好きなので、今回頑張って絵描かせていただきます!これからも頑張ってください!応援してます! (2022年3月27日 18時) (レス) id: 98face5f6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:氷空音 | 作成日時:2022年3月25日 16時