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「うん……アリババくんはねぇ……
なんていうか……モテないんだ。だからかもしれないけど、僕がきれいなおねいさんと仲良くしていると、いつももの欲しげな目でこちらをじっと見ているんだ……
うらみがましそうに……指をくわえて……」
うわぁ……
「それは……モテないですねぇ〜……」
「！！！！！！」
な、に、を〜！！！とアリババは壁に爪を立てる。というかもう食い込ませてる。凄い。
「そういえば、私もアリババのちょっと思うところがあるよ。
実は私煌帝国にいた時は胸にさらしを巻いてたんだけど、普通にめんどくさいしいつの間にか無くしたから付けなくなったの。
そしたら、明らかにアリババの目線が……」
白龍はカッと目を見開く。
「胸に……」
本人は正直気にしてないので冗談半分に「いや〜ん」なんてクネクネしながら胸を守るようにして抑えたが、目をそらすアラジンとは別に白龍はそれどころじゃなかった。
「許せませんよ！！！！A殿をそんないやらしい目で見ていたなんて！！！！最低のハレンチ野郎ですよ！！！！」
ﾀﾞﾝｯﾀﾞﾝｯﾀﾞﾝｯ！！と床を叩きながら白龍は憤慨する。
「そういえば、私もアリババさんの変な行動を見たことがあります。」
次に話し出したのはモルジアナだった。
「部屋で1人でごそごそと下半身をあらわにして……扉が開くのを待ち構えていたんです。」
3人は絶句する。
そして「アリババくんにそんな趣味が……」と口元に手をやり引くアラジンとは違いAは持っていたリンゴを粉砕した。
「え？？まって？ほんとにいってる？？？ねえ、やばいよそれ。」
＿あ…あいつらぁぁぁぁ〜〜……
お…俺に…あんな調子のいいこと言っといて……！
『アリババくん！』
『感謝していますアリババさん』
『この先何があろうとあなたを信じています……』
『アリババは私を助けてくれたヒーローだね……』
キラキラ……
ん？……半分彼自身の願望が入ってる気がするが……
(俺の事内心そんなふうに思ってたのかー！！！！)
ウワァアアアアアア〜！
うっ、うっ……
ちくょう……
おっ……うっ、うっ……
チクショーーッ……
部屋で倒れ号泣するアリババをドアからニュッと顔を出し見つめる4人の影……
ニヤーーーッと笑うモルジアナ以外と、真顔のモルジアナだった。
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氷空音(プロフ) - ももさん» わー！ありがとうございます✨頑張りますー🔥🔥 (2022年3月20日 18時) (
レス) id: 5e2c75e263 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 続編おめでとうございます🎉夢主ちゃんの愛され具合がとても好きです💓無理せず頑張ってください！応援してます！！ (2022年3月20日 17時) (レス) id: 540177c56f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷空音 | 作成日時：2022年3月20日 15時
