第129夜 自立 ページ39
ザワザワ
ザワサワ…
(ウーゴくん……「みんな」もいる…)
「こっちへおいで、かわいいアラジン。」
サァッ…
「……知ってるよ。君は僕の…「あっちの世界」の……
「お母さん」だね？」
ピィィィ……
＿＿＿
アラジンと全く同じ場所にたつA。
だがアラジンの姿はない。
全て自分自身の世界。
けれど、彼らだけは…ずっと一緒だから…
(すごい……真っ白なルフだ。このルフも……間違いない、「お母さん」のものだ……
「あっちの世界」の……)
「A、今までお疲れ様。あとは私に任せて、身を委ねていいのですよ。
よく頑張ったね、抱きしめてあげるから、ほら、こっちにおいで」
(なんでこんな……
私が1番欲しい言葉を…
くれるの…
お母さん……)
＿
ムワァアアア
「……」
「……くそっ…！」
アラジンは前を睨みながら葛藤し、アリババは頭を抑えて涙を流しながら目をぎゅっと瞑った。
Aは地面に膝を着いたまま、まだ呆然と大聖母を見ている。
「お母さん、お母さん…」
「そうそういい子ね。どんな都合の良い夢を見ているのか知らないけど。ウフフフッ！」
モルジアナはもう大聖母の足に抱きついている。
「さぁ…こっちのいい子はどんな夢を見ているのかしら…？ウフフフフッ！」
大聖母が見たのは白龍だった。
＿
ゴォオオ…
あーん…うわーん…
「どうしたのですか？白龍…」
ぐすっ
「母上……恐ろしい夢を見ました…父上も、兄上も、母上もみんな…敵国の残党に殺されてしまうのです…僕と姉上だけが取り残されて」
「…………白龍…」
そっ
「大丈夫よ。あなたに1つ「真実」を教えてあげましょうか…？」
「「真実」…？」
「それはね、あなたのお父上はすばらしいことをしたということよ…
戦火にあえぐ三国の民を救った…だから、父を、兄たちを、そして私を殺そうとする人なんてどこにもいないのよ。大丈夫。」
「…本当に？」
「本当よ。さあ、いらっしゃい、白龍。」
ワァアア…
「「煌王様万歳！煌「帝国」万々歳！」」
「ねっ？」
「ハイ…！！！」
＿母上…
＿＿
「フン、他愛ない…どんな者でも、子供のうちは
この「後光扇」で私は世界中の未来の施政者たちを
いずれ世界中の人間が…私の
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氷空音(プロフ) - ももさん» わー！ありがとうございます✨頑張りますー🔥🔥 (2022年3月20日 18時) (
レス) id: 5e2c75e263 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 続編おめでとうございます🎉夢主ちゃんの愛され具合がとても好きです💓無理せず頑張ってください！応援してます！！ (2022年3月20日 17時) (レス) id: 540177c56f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷空音 | 作成日時：2022年3月20日 15時
