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「あ……あーーあーーー！なるほど！！じゃあ……」
落ち込む紅玉にアリババは手を差し伸べる。
「……？」
「紅玉、俺と友達になろうぜ！」
紅玉はパアッ、と笑顔になって、目を輝かせて彼の手を握った。
「うんっ！！！」
(Aの友達に……)
(Aちゃんのお友達に……)
＿きっと、悪い人はいないから！！！
＿
「もうすぐ出発だねぇ。」
「はい。」
部屋では煌帝国の者たちが荷物を箱に詰めたり布で包んだりして準備をしていた。
アラジンとモルジアナとAと白龍がそこにはいた。
「A殿たちとは、船旅の後もしばらく同じ道のりですね。アクティア王国に港から入って北上し、そこから俺は東へ……」
「私たちは西だね。」
「あの……その旅…私も途中までご一緒させて頂けませんか？」
「えっ、モルさんも？」
「はい…私も、行くことに決めました……
西大陸へ渡り、レームの港から……暗黒大陸へ。」
「！！」
「暗黒大陸へ！？」
「モルちゃん、ついに行くことにしたのね！？」
モルジアナの言葉にアラジンと白龍は驚き、Aは驚きながらも両手を合わせて自分も嬉しそうに喜んだ。
「はい。故郷をこの目で見て気持ちの整理をつけたいのです。これから先の戦いのために。
Aさんが相談を聞いてくださったおかげです。ありがとうございます。」
Aにお辞儀をするモルジアナ。
実はAに暗黒大陸に行こうか迷っていることを相談していたのだ。
Aは真剣に聞いてくれて、それでいて前向きな意見をくれた。
けれどそれは「行った方がいい」とか「行かない方がいい」ではなくて、どちらもの賛成意見を言った上で、最後はモルジアナ自信に答えを任せるものだった。
Aはえへへと照れながらも「そんなことないよ、決まったのなら良かった。」と「頑張れー」とモルジアナを抱きしめた。
よーしよしよし、と犬のように頭を撫でるAと、大人しく撫でられているモルジアナ。
モルジアナはAの胸の谷間に顔を押えられていて、頭を撫でられる嬉しさもあってムンッッ、とした嬉しそうな顔をしていた。
彼女特有の照れ顔というか、嬉しさを表す顔というか。
Aはモルジアナから離れると、白龍の方も見て微笑んだ。
「白龍も、1人じゃないからね。あなたの期待する返事は出来なかったけど、「間違い」を見過ごすわけじゃないから、白龍も私の事いつでも頼ってね！」
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氷空音(プロフ) - ももさん» わー！ありがとうございます✨頑張りますー🔥🔥 (2022年3月20日 18時) (
レス) id: 5e2c75e263 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 続編おめでとうございます🎉夢主ちゃんの愛され具合がとても好きです💓無理せず頑張ってください！応援してます！！ (2022年3月20日 17時) (レス) id: 540177c56f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷空音 | 作成日時：2022年3月20日 15時
