【呪術廻戦】呪いの王のオトモダチ【両面宿儺】

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｢それって...｣


｢まぁ、Aが術式を使えないのは、宿儺との縛りのせいと言って間違えないだろうね｣


｢縛り...なんで宿儺はそんなことしたんだろうね｣




呪術における重要な因子の一つ。


授業でも習った。


なぜ、柚木崎家の祖先は...。


わからないことだらけだ。




｢宿儺が縛りを課した真理は分からないけど、邪魔とか、鬱陶しいとかそういう類いからじゃないかと僕は思うな｣


｢宿儺に直接言ったら縛りを解いてくれるかな？｣


｢いやぁ〜、どうだろうね｣




取りあえずそれは危険だからやらないようにね、と五条が念を押す。




｢まさか〜、そんなことしませんよ｣


｢だよね〜｣




ニコニコと笑顔を浮かべ、それでは、と部屋を出ようとする。


すると制服の襟を後ろから捕まれ、そのまま引かれる。



｢ぐえっ...｣


｢まじでやるなよ？｣


｢やらないってば。もう良いでしょ、放してよ｣


｢はぁ...｣




五条は一つため息をつくとひらりと手を離した。




｢んじゃね、五条〜｣




解放された私は急ぎ足で地下室を出る。


向かうのはもちろん、虎杖の所だ。




｢行かないわけないっつーの！｣

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