【呪術廻戦】呪いの王のオトモダチ【両面宿儺】 (ページ15)

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お正月ー３ページ15

｢しゃけ｣

終わったらしい。

棘は満足げにふぅ、と息つき、みんなの方を向かせた。

みんなの反応は、爆笑...かと思いきや、唖然。

｢すげぇ｣

そして、感嘆の声。

まって！？棘、何かいたの！？

と、全速力で鏡を見に直行したかったが、トーナメント第2戦がスタートする。

ちょっと休憩。と、運動場の端で休んでいると、伏黒が駆け寄ってきた。

｢墨...ぬるま湯で洗うと落ちやすいですよ｣

｢おぉ、わざわざありがとうw｣

｢あと、誘われた時から思ってたんすけど、｣

｢ん？｣

｢羽子板って、年明けてからやるもんじゃないんですか？今日まだ大晦日ですよね｣

｢...まぁ、良いじゃないか｣

それに...と、言葉を続ける。

｢虎杖が目キラキラさせて羽子板持ってたら付き合ってやりたくなるでしょ｣

｢...まぁ、そうですねw｣

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｢蕎麦食べに行こうか、五条センセイの奢りで｣

｢おやぁ？僕を歩く財布扱いかな？？A｣

羽子板を終えて、みんなで遊んでいると、いつの間にか日が暮れていた。

すると、何してるの～？と通りすがりの五条という財布人間を捕まえたのだった。

｢いつも便利に使ってくる奴は誰だよ｣

｢えー、誰だろう～？｣

｢夜蛾学長ーーーーーｯ！！！｣

｢よし、行こうか✨｣

いや、真希、そんな目で見るなって。

｢A、その顔で行くのか？｣

｢えｯ...あぁあああああああっ！！！忘れてたぁ...｣

｢今から落として来るのはキツいだろ｣

留守番な、と悲しい結末を告げられた私はトボトボと自室に戻る。

こうなったら初日の出拝んでやる！！！

そう叫ぶと、フカフカのベッドに吸い寄せられるように倒れ込んだ。

｢ちょっとだけ...休んだら...顔...落と...そ｣

────────
｢A｣

この声は...宿儺？

あれ、また宿儺の生得領域に来たのかな。

顔をあげると、目の前に宿儺の顔が飛び込んできた。

彼の表情はいつもの不適な笑みではなく、少しビックリしたような顔だった。

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やっべ、誤字発見...修正しました(汗)＿1/3