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「…戻りましたー」
オフィスに足を踏み入れてからスイッチを切り替えて、扉を潜る
時間も時間だからか残っている人は少なくて、伊沢さんと福良さん、河村さんと須貝さんだけが残っていた
こうちゃんと山本は居ないのか…
「おー、お帰り。どうだった？」
開口一番にストレートに聞いてくる伊沢さん
「…告白は、無事成功しました」
「え？！お前告白までしたの？！勇気あんなー」
「つい勢いで…」
須貝さんの言葉に、我ながらその時の自分を思い返すと馬鹿だなと思う
まぁ、今だけは馬鹿だった自分に感謝だが
「…告白が成功したってわりには、テンションが低いけど？」
周りをよく見ている河村さんはそう言ってタイピングをやめると、眼鏡の奥の瞳を俺に向けた
いつの間にかその場に居る全員の視線が集まっていて、何から話そうか、と少し迷う
…話すとしたらやっぱり、Aの病気の事からだろうか
「…成功したには、したんですが……実はA、余命宣告を、受けてるみたいなんです」
「お前いつの間に名前、で……って、は？」
「…聞いたのか。葉月さんから」
「でも余命宣告かぁ」と背凭れに体重をかける伊沢さんを見る感じ、病気の事は知っていたが余命宣告の件は知らなかったらしい
須貝さんは須貝さんでどういうことだと言うように俺の肩を掴み、福良さんと河村さんは、驚いたように目を見開いていた
なんだかんだAを妹のように可愛がっていた須貝さんに、彼女から聞いたことを伝える
「っなんで、なんで葉月ちゃんが…」
「…だから、Aの為に、須貝さんたちにも協力してほしくて」
「俺らに出来ることがあるなら、いくらでも協力するよ」
「ありがとうございます、福良さん」
ついさっき話ながら思い付いた、須貝さん達にも、協力してほしいこと。それは…
―――Aに、クイズの楽しさを伝えてほしい、ということ
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三宵 - マジで、本当に、号泣しました。この作品を作ってくれてありがとうございます。合掌もんです。本編では葉月ちゃん死んじゃうのに、番外編？では奇跡的に完治してくれた話も作ってくれて本当にありがとうございます！私もハッピーエンド大好き馬鹿です。 (2月25日 10時) (
レス) @page50 id: bf60c8d8c1 (このIDを非表示/違反報告)
s.u - 本当に、感動しました…！私は文章力がないので、本当に羨ましいです…。最後の方は涙でいっぱいでした。お疲れ様でした！ (2021年9月25日 12時) (レス) @page50 id: 4835169485 (このIDを非表示/違反報告)
限りなく1に近い4。 - あの、本当に、まず一つこの作品に出会わせていただけたことに感謝しています、一気に読ませて頂きました。最終話に近づくにつれ涙がボロボロ出てきて、こんなに作品へ感情移入したのは本当にいつぶりだろうってぐらいです。完結おめでとうございます。最高でした…！！ (2021年9月15日 0時) (レス) id: eeb9744d1e (このIDを非表示/違反報告)
わぁわぁ(プロフ) - 読ませて頂きました、自分が涙脆いのか最後の方ボロ泣きで読めなかったです…めちゃくちゃいい話でした！ループします… (2020年11月28日 21時) (レス) id: ed6a811a98 (このIDを非表示/違反報告)
花蓮 - もの凄く良いお話ですね…。涙が溢れました。川上さんに本当にそんな過去があった気がして……。なかっとしても同じような過去を抱えていると…。もう書くことが言葉に出来ません。すみません。ただ、本当に感動しました。 (2020年9月27日 17時) (レス) id: b11d0cfa2b (このIDを非表示/違反報告)
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