三万倍の世界で私達は [らだ運営]

5倍クラフト ページ6

…


しゅぐる｢Aさん、そこは小麦で..｣


『はーい』


もりもり｢Aちゃん！そうそうそこにはビートルートを..｣


『了解でーす』


私はもりもりさんとしゅぐるちゃんに言われたとうりに種をまく

正直ドロップ３０００倍だからそこまで畑の必要性とか食料問題とかは無いのだけど、何故か耕したくなる

私はしばらく作業を続けているとしゅぐるさんが慌てて此方に向かってきた


しゅぐる｢あれ、誰かスイカの種盗りました？チェストに無いんですけど...｣


しゅぐるさんは両手をバシバシと動かしている


『スイカの種？心当たりがないわ』


もりもり｢ごめん、自分も心当たりがない｣


しゅぐるさんはやっぱりかぁと呟きダイヤを構える、まてまて、その流れは私疑われてるパテーンやん


しゅぐる｢早く、スイカの種を返して...｣


ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞと効果音がつきそうなほど殺意がむんむんなしゅぐるさん、もりもりさんも私も冷や汗をたれて首をブンブンと横にふる


『い、いっかい、一回落ち着いて話さない？』


もりもり｢そ、そそそうだよしゅぐる！お、おお落ちつこう！｣


二人して震え声でしゅぐるさんに話しかける、しゅぐるさんはあいからわずｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞと効果音をつけてダイヤ剣を構えてる...


『南無南無...』


もりもり｢アーメンアーメン｣


私ともりもりさんは神へお祈りをする、もうここが墓場になるみたいだ...グッバイ人生、グッバイ私


そしてしゅぐるさんは剣を構え高く振り上げ...


なかった

しゅぐる｢..冗談冗談！流石にキルしたら手持ちのアイテムが凄い事になって鯖落ちちゃうでしょ！｣


『はぁぁぁ！』


つい安堵のため息が出た、もりもりさんも死ぬかと思ったと呟いている


しゅぐる｢でも、誰が取ったんだろ...｣


『ほんとに、取ったやつぶちぶちにしてやるわ』


私は苛立ちをこめてインベントリを整理しようとひらくと、目を疑った。
そこにはスイカの種がなんとあったのだ


『あ...』


やっべ、手に持っちゃたぁぁいやでも一瞬だから大丈夫か、そう一瞬だから大丈夫大丈夫(自己暗示)


しゅぐる｢あれ？Aさん、今...｣


もりもり｢え？もしかしてスイカの....｣


私はこの瞬間死を覚悟した、私が実況者だったらここにTo Be Continuedを流しているだろう


『ごめん、私持ってたわ...えへへ！』



その後、しゅぐるさんともりもりさんにぶちぶちにされました。

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