第２４話 ページ24
「はい､Aちゃん」
先程買った物を､Aちゃんに手渡す｡綺麗に梱包して貰おうと思ったが次の客が来たらしく追い払われたもんで梱包も出来ず､そのままの手渡しとなってしまった
「え…い､良いんですか？あ…でも､ナミさんやロビンさんに差し上げた方が宜しいんじゃ…こんなに綺麗な物ナミさん達の方が似合いますし物もそっちの方が喜ぶかと…」
とても申し訳なさそうな顔をしながら言うAちゃん､勿論ナミさんもロビンちゃんも綺麗で可愛いけれど､コレは君の為に買ったんだ
そう思っても何故か､いつもの様に上手く言えなくて
「あー…コレは君に､Aちゃんにプレゼントしたくて買ったんだ｡俺とお揃いになっちまうけど…」
「！」
お揃いのキーホルダーを彼女に見せると吃驚した様な顔をした
『男とお揃いなんて嫌だったよな｡すまねェ』と自分でも思う､ズルい言い方をしてしまった俺に彼女は違うと首を横に振り否定し俺の掌の上にある物を手にしたAちゃん
「あ…あの本当に頂いても宜しいんですね？」
「あ…ああ！勿論さ！」
少しばかり戸惑ってしまったが彼女に返事をし､しばらくしたらプレゼントした物を胸に当て優しくｷﾞｭｯとし俺に微笑みながら
「…嬉しい､ありがとうございます」
…と言った
「…〜ｯ；き､気に入ってくれたかい？」
この瞬間､俺は息が一瞬出来なかった…というか息の仕方を一瞬忘れてしまう程に鼓動がﾊﾞｸﾊﾞｸと高鳴った
顔まで赤くなりそうだったもんで､急いで微笑み返したが上手くポーカーフェイスが出来ているかも分からなかった
「はい！私…誰かにプレゼントという物をされたのは初めてで」
「え､初めてなのかい…？」
この時一瞬だったが又､モヤッとした｡疑問が増えた気がした
「ええ､それにお揃いというのも初めてです､こんなにも嬉しいもの何ですね」
「あの､Aちゃ…」
もう､この際疑問に思っていた事を彼女に聞いてしまおうとした瞬間ドンッ！と走って来た誰かにぶつかった
「うおｯ！？；」
「おっと､すまないねェお兄さんﾋﾋｯ」
顔はフードを被っているから分からなかったが性別は男だなと呑気にも考えられる俺…ってそれより俺は勿論不意にだったもんだから､バランスは崩れAちゃんの前でダサくも転んでしまった
「ぁあ！；サンジさん大丈夫ですか！？；」
「だ大丈夫だよ､Aちゃんは大丈夫かい？」
「…」
「Aちゃん？」
「…あｯ､はい！私は大丈夫ですよ｡」
「…そうかい？」
この時､彼女の顔が一瞬恐怖に染まっていたのを俺は知らなかった
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RiNa@ - もうふさん» もうふ様､初めまして！楽しんで頂けてる様で此方も嬉しい限りです！見入って頂けただなんて嬉しいです､ありがとうございます！この様な感想コメントを頂ける事が小説を書く励みとなります､これからも精一杯更新頑張らせて頂きますので宜しくお願い致します｡ (2018年1月28日 3時) (
レス) id: 74fa57d3cb (このIDを非表示/違反報告)
もうふ - すっごく面白いです！むちゃくちゃ見入ってしまいました。更新大変だとは思いますが、頑張ってください！楽しみにしています (2018年1月26日 1時) (レス) id: 63e7b8df2e (このIDを非表示/違反報告)
RiNa@ - みかん様､初めまして！楽しんで頂けている様で此方も嬉しい限りです！ありがとうございます！更新頑張らせて頂きますので宜しくお願い致します｡ (2018年1月20日 17時) (レス) id: 74fa57d3cb (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！！更新楽しみにしてます(^^) (2018年1月18日 16時) (レス) id: a2ebb5afd6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RiNa@ | 作成日時：2017年12月5日 17時
