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恐るべき手腕
双眼鏡から目を離し、ライフルを収納している彼を見つめる。
『...貴方、』
ラ「なんだ?」
『...いや、少し見くびっていたわ。見事ね。』
ラ「フン、祭りはこれからだぞ。」
パン、とすごい音がして屋上の扉が勢いよく開く。
慌てて振り向くと、2人のスーツを着た男が、私達に銃口を向けていた。
「お、お前か!? 頭をやったのは!?」
「Shit!! やはりこのビルも警備を固めておくべきだったんだ...!?」
「ッ、でも、まさかこんなにクレイジーな距離の狙撃を出来るやつなんていないだろ!?」
「いたから殺られたんだろう!?」
あー...
そういえばさっき...
"奴はかなり注意深く慎重な人物"
"近くの狙撃スポットになりそうな場所は、全て奴の資産となって、奴の監視下に置かれている"
『...まさか、ここも奴の資産だったと?』
ラ「あぁ、予想の2倍早いお出ましだったがな。」
なるほど。
これは"
ラ「さぁ、出番だ、リア。」
『...え?』
ラ「見せてもらもうか、お前の銃の腕前とやらを。」
.
.
.
ベ「あら、kitten...随分とお疲れのようね?」
運転席に座るベルモットが、バックミラー越しに後部座席に座る私を見ながら、そう言った。
『お陰様で...』
本当にどうかしている、この組織は。
なんせ...
ベ「今日はあなたの手腕を試したかったのよ。あなた、凄い拳銃の腕を持っているらしいじゃない?」
『そりゃどうも。』
普通1人に退避任せるか?
ライもずっと見てただけだったし。
隣に並んで座る彼をちらりと見る。
彼はすまし顔で煙草をふかしていた。
『にしても、凄い狙撃の腕前ですね。軍にでも入れそうなレベルだ。』
ラ「そっちこそ、素晴らしい銃の使い手だな。まるで...警察官のようだな。」
...何?
『警察官...正義のヒーローか。悪くないわ。』
ベ「あら、うちは正義のヒーローはお断りよ?」
『ふふ、分かってますよ...』
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明里香(プロフ) - 誤字がありました。「そ今にも泣き出しそうな」ではなく、「その今にも泣き出しそうな」です。 (2020年7月11日 12時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 誤字がありました。「だも思った」ではなく、「だと思った」です。 (2020年7月10日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 可愛い男の子と形容されているのに、「彼女」になっています。統一された方がよいのではないでしょうか? (2020年7月10日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 誤字がありました。「ライがいなかなる」ではなく、「ライがいなくなる」です。 (2020年7月10日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 誤字がありました。「始まて貴方にもらったものだから」ではなく、「初めて貴方にもらったものだから」です。 (2020年7月10日 0時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はな | 作成日時:2019年11月30日 8時