＊ ページ24
そうしているうちに、乗り換えの駅に到着する。
降りる人は少ないらしく、ホームには私達と足早に立ち去るサラリーマンしかいなかった。
ラ「...済まないが、少し待ってくれないか。」
バ「あ、煙草ですか? じゃあ僕珈琲買ってきますね。」
ライが眉を顰めて、真っ直ぐと歩いていく
その先には小さな子供しかいないけれど...
一体何をで
彼はその子供の前で立ち止まった
ラ「俺の事、つけていたな?」
?「...」
え
彼によく似た目の下の隈と、黒い癖っ毛の髪。
男の子、か?
でも、随分と可愛い男の子だな...
ラ「...帰れ!」
彼が珍しく声を荒らげる。
スコッチと私は、その剣幕に思わず固まった。
?「...お金もないし、帰り方もわかんない」
ラ「...はぁ。切符買ってきてやるから、そこで待っとけ」
ライが改札口の方へ歩いていく。
おそらく切符を買いに行ったのだろう。
気になって、ちらりとその子を見る。
彼女は今にも泣きだしそうな表情をしていた。
『...』
一体どんな関係...
まさか、
隠し子!?!?
ス「君」
え、
ス「君、音楽好きか?」
ウソ、そこで話しかける!?
スコッチははライフルを隠すためのギターケースからギターを取り出すと、その子に見せる。
ス「あの人が来るまで教えてあげるよ。ほら、おいで」
?「...うんっ!」
えっと...これは...どういう...
「おねえさん!」
『は、はい?』
「お姉さんとお兄さんは、"かれかの" なの?」
ス「は、はぁ!? 違うよ!!! 」
『ちょ、声でかいって!』
スコッチが大きな声を出して否定する。
いい大人なんだから、そんなに否定しなくても...
『あ、ライ帰ってきた』
何故か顔の赤いスコッチの方をばしんと叩く。
何照れてんだバカ
ライが、まだ小さな体の彼女に切符を渡す。
ラ「...気をつけて帰れよ」
?「うん。」
ラ「もう2度とこういうことはするな。」
?「うん、わかった」
"まもなく三番のりばにー"
『...ライ、行くよ』
?「お、お兄さん!」
ス「ん?」
?「ありがとう!」
その子はライの妹とは思えないほど、満面の笑みで、さぞ嬉しそうに笑った。
.
『さぁ、説明してもらおうか』
そう腕を組んで言うと、彼は苦虫を噛み潰したような顔で舌打ちをした。
ラ「...妹だ。」
マジか
ス「どうりで目元がライにそっくりだと思ったよ。」
ラ「すまない...」
.
.
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明里香(プロフ) - 誤字がありました。「そ今にも泣き出しそうな」ではなく、「その今にも泣き出しそうな」です。 (2020年7月11日 12時) (携帯から) (
レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 誤字がありました。「だも思った」ではなく、「だと思った」です。 (2020年7月10日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 可愛い男の子と形容されているのに、「彼女」になっています。統一された方がよいのではないでしょうか？ (2020年7月10日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 誤字がありました。「ライがいなかなる」ではなく、「ライがいなくなる」です。 (2020年7月10日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 誤字がありました。「始まて貴方にもらったものだから」ではなく、「初めて貴方にもらったものだから」です。 (2020年7月10日 0時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな | 作成日時：2019年11月30日 8時
