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Battle_31 ページ31

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「一体…どうしたんですか…」

「買う暇も作る奴も居ねェからだァ」


作る奴?、と隠は繰り返して、弟の玄弥くんか…?と思い巡らせ、はっと隠は思い出す。
風柱様と慧柱様が恋仲だとか噂を耳にしたことがあった。
思い返せば、よく慧柱様に会っている気がするし、他の蟲柱様や恋柱様より話している。
隠は覆面の中で、
(なるほどなるほど、口喧嘩でもしたのかな。
風柱様そういうコトはてんでダメそうだ。)
と若干ニヤケながらそっと生ぬるい目で不死川を見た。


「……てめェ、なんか余計なこと考えてるだろォ」

「ヒィッ…そ、そそんなことないですよ」


チィッ、と怯えてしまうくらいの大きい舌打ちを不死川がする。


「用が済んだらさっさと帰りやがれェ」

「アッハイ。失礼しますーー!!!」


さささっと持ち物を片付けスタコラサッサと出ていった。
不死川はハァァ、と大きなため息を付いて頭を抱える。
脳裏にAの涙と嫌い、という言葉がこびり付いて永遠に渦巻いていた。


「馬鹿か、俺ァ」


俺が悪い。謝れ。泣かせたかったわけじゃねェ。
だが、鬼殺隊なんてやらねぇで幸せに暮らして欲しい。
俺より幸せにしてくれる奴なんざ山ほどいるはずだ。

どうしても、すぐ逃げちまう。
大切なモンを無くしたくねェ。
どこかで生きてさえいれば。

数週間ぶりに不死川は眠りについた。


***


実弥ちゃんはお見舞いに来なくなった。
もう3日続いているから、きっともう来ない。


「…自然消滅とか普通に別れるより悲しいんだけど」

「大丈夫ですよ、あまり気落ちすると怪我に響きます。ほら、病は気から。て言うでしょう?」


優しく励ましてくれるのはちゃんしの。
毎日、時間帯はばらばらだけど来てくれる。今は夜。
そりゃ、医者が彼女ぐらいしかいないから毎日来るのかもしれないけど。
昼にはちゃん蜜がお見舞いに来てくれて、結局ちゃん蜜にも色々話して、百面相してた。


「私に任せてちょうだい、Aちゃん!!
私は不死川さんにガツンと!ガツンと!」

「あ、え…うん、ありがとう」

「叩き付けてあげるんだから!」

「……ん?」


何かおかしい。
と思ったけど、ちゃん蜜は随分の意気込んでじゃあ、行ってくるわね!!とすぐに行ってしまった。


「…ちゃんしの。私、怪我が治ったらどうしようかな」

「Aさんがしたいように、でいいと思いますよ」


私がしたいように、か。

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一橋(プロフ) - はい!(´∀`*) (2021年1月3日 1時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
サワ - お気になさらず!ゲーム、楽しいですもんね(笑)仕方ないです!!これからも応援しています!頑張られてください! (2020年12月21日 16時) (レス) id: 6562c3d1b8 (このIDを非表示/違反報告)
一橋(プロフ) - サワさん» 大変お待たせしました… (2020年12月21日 6時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
サワ - 待ってましたぁぁぁぁぁぁ!!!これからの展開もドキドキです!頑張ってください! (2020年12月12日 22時) (レス) id: 6562c3d1b8 (このIDを非表示/違反報告)
一橋(プロフ) - :-)さん» 嬉しい!!ありがとうございます!頑張ります〜!! (2020年12月12日 18時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:一橋(愛之助) x他1人 | 作成日時:2020年11月24日 19時

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