Battle＿28 ページ28
あけましておめでとうございます！(´∀｀*)
今年も何卒よろしくお願いします( ˇωˇ )
みなさんはお年玉貰えるんでしょうね…私も欲しいな…。
.
その後、全て返り血だと思っていたAの首の後ろから流血しているのにやっと気付いた冨岡はいそいそと羽織を脱ぎ、指先が冷えていることに事の重大さを察し羽織を被せて抱え蝶屋敷へと急いだ。
Aは不死川の恋人だ。柱だ。
何より、鬼殺隊に成ってから初めて友と言ってくれる者だ。
自分の判断が遅かった所為で死なれては寝覚めが悪過ぎる。
「すまない、裏の飯屋には行けないが死ぬな」
しばらく、Aの言葉による冨岡の勘違いは続いた。
そのうち、冨岡は隠と遭遇したのだが、結局脚が早いのは柱である冨岡な為、蝶屋敷まで送り届けAは一命を取り留める。
＊＊＊
「よく生きてましたよ、Aさん…いつ死んでもおかしくなかったです。
よかったですね、不死川さん。
冨岡さんに御礼言った方がいいですよ？」
胡蝶は血気術が完全に解け切り元の姿に戻った不死川に少し困り眉で言う。
「今回ばかりは、そうだなァ…」
今は穏やかな呼吸で顔色も体温も安定しているAだが、つい数時間前まで瀕死の状態で冷たくなっていた。
Aが運ばれた時、外に出ていた俺は冨岡に抱えられたAを見て、動けなくなった。
胡蝶を呼んでくれ、という冨岡の声も耳から抜け落ち、冨岡は直ぐに諦め屋敷の中へ入り大声で胡蝶を呼び、どうにかAは助かったというわけだ。
野郎は屋敷の外で空を仰ぎながら佇んでいた。
「冨岡ァ、Aのこと有難う」
「気にするな。
起きたら、Aを褒めるといい。
不死川のことを呼んでいた」
冨岡はそう言って、さっさと蝶屋敷を出ていった。
彼奴なりに心配して、安否を確認したからもう去ったんだろう。
「褒める、かァ…」
Aが眠っている病室に向かい、眠っているベッドの隣の椅子に腰掛ける。
もし、俺が今彼奴を亡くしていたら正気で居られただろうかと考えてもどうしようもない事を考える。
それはAにだって当てはまる。
俺が死んでもAには生きていて欲しい。
「顔に傷作りやがって、女に鬼殺隊なんて向いてねェんだよォ…」
侮辱することだと分かってる愚かな独り言は誰に届くことも無く、消えていった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 497人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
一橋(プロフ) - はい！(´∀｀*) (2021年1月3日 1時) (
レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
サワ - お気になさらず！ゲーム、楽しいですもんね(笑)仕方ないです！！これからも応援しています！頑張られてください！ (2020年12月21日 16時) (レス) id: 6562c3d1b8 (このIDを非表示/違反報告)
一橋(プロフ) - サワさん» 大変お待たせしました… (2020年12月21日 6時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
サワ - 待ってましたぁぁぁぁぁぁ！！！これからの展開もドキドキです！頑張ってください！ (2020年12月12日 22時) (レス) id: 6562c3d1b8 (このIDを非表示/違反報告)
一橋(プロフ) - :-)さん» 嬉しい！！ありがとうございます！頑張ります〜！！ (2020年12月12日 18時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：一橋(愛之助) x他1人 | 作成日時：2020年11月24日 19時
