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Battle_3 ページ3

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その後、杏寿郎ちゃんの羽織を奪い取って、実弥ちゃんのダサい羽織を押し付けて逃げた。


「あ、これも持ってたら浮気っぽく見えるかも!?」


杏寿郎ちゃんには申し訳ないけど、次に会うまで借りちゃおう。
これで実弥ちゃん嫉妬してくれるかな、なんて思ったり。


「いや、いやいやいやすぐあの馬鹿のこと考え過ぎ」


運悪く、もう少しで柱合会議。
結局会うんだよなぁ。
しかも、なんか気を遣わされていつも馬鹿ちゃんの隣だし。


「………実弥ちゃん」


言葉に出して言ってしまうと、無性に寂しくなった。
実弥ちゃん、怒ってるだろうな。
…それでも怒るぐらいなら追い掛けてくれてもいいじゃない(隊服におはぎ突っ込んだ挙句顔面に叩き付けたことを忘れている)

ううん、言い出しっぺ(?)は私なんだから実弥ちゃんから好きだって言ってくれるまで帰らない。

ああ、やっぱり実弥ちゃんの羽織持っておけばよかったな。なんて。
でも、屋敷から飛び出して半日しか経ってない。
実弥ちゃんも私のこと考えてくれてるかな。


「……ちゃんしのぶに会いに行こう、ついでにベッド借りよ…」


夜が明け、朝日が登る方へ欠伸をしながら歩き出した。



***


「何やってんだ俺ァ…」


何故俺はあんがついた隊服を洗っているのか。


「本当に何やってんだ俺ァ…」


俺がAの馬鹿見てぇな質問にお前の作ったおはぎ、と言ったら今まで俺が見たことないくらい怒って、泣いて出てった。
お前の作ったおはぎ、なんて曖昧な答えは喜ぶわけが無い。


「浮気してやる、か」


あんな阿呆と居られるの俺しかいるわけねェ。
俺は変にそう思っていたが、直ぐに俺は自分の不器用さに後悔するとは思わなかった。


「諦めてすぐ帰ってくるのがオチだろォ」


洗い終わった、隊服を干して屋敷に入ると、Aの羽織が置いてあった。
すぐ忘れ物しやがって。
部屋に戻って、残ったAの作ったおはぎを食べた。

さっきまで食ってたのが美味かったな。
思いに耽ていると、窓から鎹鴉が入り込んで、任務に向かえと俺を駆り出した。


「サネミ!!オンナニフラレタナ!!カー!!」

「うっせェ、黙ってろ。場所は何処だァ」

「トウキョウ、カブキチョウ!!」

「わァった」


もう1着隊服を引っ張り出し着替える。
屋敷を出て直ぐに、足を止めた。
どうせ、すぐ会うんだろう渡してやるか、とAの羽織を掴んで懐にしまった。


「…俺も屋敷に羽織忘れてきたなァ、もう面倒だ行くかァ」

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一橋(プロフ) - はい!(´∀`*) (2021年1月3日 1時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
サワ - お気になさらず!ゲーム、楽しいですもんね(笑)仕方ないです!!これからも応援しています!頑張られてください! (2020年12月21日 16時) (レス) id: 6562c3d1b8 (このIDを非表示/違反報告)
一橋(プロフ) - サワさん» 大変お待たせしました… (2020年12月21日 6時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
サワ - 待ってましたぁぁぁぁぁぁ!!!これからの展開もドキドキです!頑張ってください! (2020年12月12日 22時) (レス) id: 6562c3d1b8 (このIDを非表示/違反報告)
一橋(プロフ) - :-)さん» 嬉しい!!ありがとうございます!頑張ります〜!! (2020年12月12日 18時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:一橋(愛之助) x他1人 | 作成日時:2020年11月24日 19時

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