Battle_14 ページ14
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「あァ…Aはあったけェな…」
なんて、柔らかい表情で言うからちょっと恥ずかしくなって顔が暑くなる。
「…実弥ちゃん、汗拭こっか。気持ち悪いでしょ?」
「あァ…悪ィな」
実弥ちゃんは起き上がって着流しの胸元を広げて上半身裸を目の前に見せ付けられる。(見せ付けてはいない)
ちょっと待て実弥ちゃんと、さっきも見はしたけど自分で脱ぐのはちょっと話が違うじゃない。
刺激が強いね??
「A顔赤ェぞ、熱あるんじゃねェのか」
「違うよ…実弥ちゃんがけしからんから…」
「はァ?」
実弥ちゃんは私に怪訝な顔した。
まあそりゃされますよね。
ごめん、なんでもないから、と苦笑をしながら言って桶に張った水に手拭いを濡らして絞る。
少しドキドキしながら、実弥ちゃんの汗を拭いてあげる。
最初は冷たかったらしく、分かるほどびく、としていた。
なんだか面白くて笑ってしまう。
「…また、新しい傷増えてるね」
「おう」
「もう少し、大事にしてよ」
新しい傷をなぞってみる。
かっこいいし、こんなに綺麗な身体を自分で傷付けてしまうのは勿体ない。
顔に傷が出来るのも、嫌で一度だけ言ったことがある。
実弥ちゃんかっこいいのに顔に傷が増えるのは勿体ないからもうやめてって、実弥ちゃんの戦い方なのにそんなことを言った。
すると、傷を触る私の手を実弥ちゃんが掴んだ。
何故か顔が赤い。
「くすぐってェから、やめろ…つか見すぎなんだよォ…」
「へっ?…ご、ごめん!」
私はもうそれは猫のように素早く手を離して、さっさと汗を拭く。
吹き終わってからも、どっちも顔を合わせられなかった。
「ここに手拭い置いておくから、下は自分で拭いてね?」
「おう、ありがとなァ」
「私、お風呂入ってくるね」
借りた着流しを持って、お風呂を入りに行く。
とにかく恥ずかしくて逃げたかっただけなんだけど。
「心臓に悪いわ…」
***
「慧柱様、」
「はい?」
「御夕飯の御用意が出来たのですが、風柱様のものはどういたしましょうか?」
お風呂上がりに、若い女の人に声を掛けられた。
そっか、実弥ちゃん体調悪いし、食欲がないかもしれない。
でも、少しは口に入れない駄目だし。
「あ、そうだ」
「どうかしましたか?」
「あ、御夕飯は実弥ちゃんのも貰います。
それと、後で勝手場少しお借りしてもいいですか?」
了承を貰って、2人分の御夕飯をもらって部屋に向かった。
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実弥ちゃん照れんなって()
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一橋(プロフ) - はい!(´∀`*) (2021年1月3日 1時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
サワ - お気になさらず!ゲーム、楽しいですもんね(笑)仕方ないです!!これからも応援しています!頑張られてください! (2020年12月21日 16時) (レス) id: 6562c3d1b8 (このIDを非表示/違反報告)
一橋(プロフ) - サワさん» 大変お待たせしました… (2020年12月21日 6時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
サワ - 待ってましたぁぁぁぁぁぁ!!!これからの展開もドキドキです!頑張ってください! (2020年12月12日 22時) (レス) id: 6562c3d1b8 (このIDを非表示/違反報告)
一橋(プロフ) - :-)さん» 嬉しい!!ありがとうございます!頑張ります〜!! (2020年12月12日 18時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:一橋(愛之助) x他1人 | 作成日時:2020年11月24日 19時