ゞ ページ5
誰か、分からない
見覚えはある、知り合いだってことは分かるのに如何せん他のことを思い出せなかった
でも何故か、見ているだけで切なく、惹かれるところがある
『…ごめん、誰……？』
少々申し訳ないが、思っていることをそのまま相手に問う
あんなに親しく話してくれたのだから、きっと大切な人だったはずだ。
「あ、そっか
夢だとボク達のことは思い出せないんだったね…」
何かを言っているが、その意味はぼんやりとしていて理解出来ない
「ボクはレムレス、彗星の魔導師とも呼ばれてるんだ！」
なんだか美しい二つ名だ
『レムレスさんか…私は』
そう言いかけると彼は咄嗟に私の言葉を止めた
「大丈夫だよ！
キミのことは分かってるから！
それと、さん付けしなくても大丈夫だからね！」
このやりとりに慣れているように見える
他にも同じようなことをした人が何人もいたのだろうか
『…そっか。
なら、さっき言ってたショートケーキでも貰おうかな』
違和感を覚えることもなく、私は彼とティーパーティー(何かというとお菓子パーティー)を楽しんだ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿
『楽しかった！
ありがとうレムレス！』
「それは良かった！」
あの後、私と彼は無事に打ち解けることに成功した
しかし、そろそろ何処かへ帰らないと行けない気がして、彼に事情を話すとそっか、という反応をされた
「帰り道はこっちだよ
ボクも楽しかった！」
彼が指を指す先には、周りの景色には似合わない、おかしなツタが巻き付いた扉があった
とても開いて帰れるようなものには見えない
『れ、レムレス
こんな扉通れないよ…』
ギチ、とツタがより扉に巻き付いた気がする
「でも、この扉からじゃないと帰ってもらえないし…
それに、早くしないとキミが帰れなくなっちゃうよ」
その返事を聞き、私はため息を付きつつも腹を括った
『…分かった
ホントにありがとうねレムレス！！
また明日！』
「……うん、またね、Aちゃん」
私が話しながら扉を開けた時、彼は少し驚いたような顔をしていた気がした
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
『…あれ、？』
朝だった
ごくごく普通でいつも通りの朝
…しかし、何かを忘れている
『誰か…忘れちゃいけない人がいた気がする』
確か…その名前は…
「ボクをお呼びかな？Aちゃん」
○アナタハワタシノモノ 前編(ヤンデレ) まぐりん→←▷夢の中でのさよなら . レムレス . 夢
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プロ、かも(プロフ) - おにぐもさん» コメント返信遅れてすみません! これからも頑張りますので、応援お願いします! (9月17日 21時) (
レス) id: 3e67aa8d5e (このIDを非表示/違反報告)
おにぐも - ぷよぷよ作品が最近ちょっとずつ増えて言ってる気がして嬉しい〜こちらの作品もどちゃくそ面白いです！！これからの投稿、無理せず頑張ってください！ (9月15日 6時) (レス) @page6 id: 27414d2255 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：匿名S x他1人 | 作成日時：2023年9月9日 22時
