第207話 情報 ページ44
七瀬「…何か聞きたいことでもあるんですか?」
アリス「まぁな。
お前、メダルは集めてるか?」
七瀬「…あ、忘れてた。」
アリス「…はぁ…交換してるところを見かけないと思えば…忘れてたってなんだよ。」
七瀬「いやー、なんだかんだやること多くて…。
あ、どうせなら交換してくれません?」
アリス「別に良いが…何枚だ?」
えーと、今持ってんのはギンのメダル20枚…。
で、私のメダルが70枚。ギンに30枚あげたんだっけ?
うーん…50枚他人の手に渡ると個人情報ダダ漏れ人工知能が交換できちゃうんだよな…まぁいいか。
ギンとアリスさんの組み合わせってあんま見ないし。
…取り敢えず勘で50枚集めとこ。
七瀬「じゃあ30枚交換しましょう。」
アリス「ああ。」
お互い財布の中から30枚出して、机上に10枚ずつ重ねて置く。
30枚あるのを確認してから、相手のメダルを財布の中に入れる。
…私の交換の一連の流れ。
七瀬「そんじゃ、私レコさん探さなきゃいけないんでこの辺でお暇します。じゃーね。」
【ロビー】
ロビーに戻って来ると、窓の外はもう暗くなっていた。
あー、最終日の夜だぁ。
みんな大丈夫か?クリアチップ。
私関係ないけど。
…と、寝室方面の通路の前にいるのはレコさん。
サラさんの時とは打って変わって探し人がすぐ見つかったな。
七瀬「こんばんはレコさん。一緒に夜ご飯食べません?」
レコ「あ?あぁ…お前から誘って来るなんて珍しいな。」
七瀬「えー、そうですか?あ、ハンナキー晩飯持ってきて。」
ハンナキー「はぁい…」
レコ「どうもニット帽のヤツ…アトラクションの時以外、自分の寝室で悪巧みをしてるっぽいんだ。」
七瀬「懲りませんねーあのひ弱なニット帽。」
レコ「…メインゲームの時に『ひ弱なニット帽』って言うフレーズが出てきた時笑いそうになったんだが」
七瀬「実際そうじゃん。
…そう言えば、最初に出会った時にレコさんボンゴ取られたとかなんとか言ってた気がするんですけど、大切なものなんですか?」
雑談を交えながら、自然な流れで情報を濾しとっていく。
レコ「え、言ったっけ?そんなこと…。
別に大切なものとか、そう言うワケじゃねえが…ただのボンゴだよ。」
七瀬「ふーん…」
いや、あの感じは大切なものだった。
あの状況の前に荷物の心配をしていて『ボンゴ』って言うフレーズが出てきたんだから。
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Valeria - 如月 霞梛さん» マジ( ^ω^ ) (2021年11月9日 16時) (レス) id: 77bc4160b0 (このIDを非表示/違反報告)
如月 霞梛(プロフ) - マジで学校で髪切ったの?(*゚0゚*)スッゴッイ! (2021年11月9日 16時) (レス) @page45 id: dc74666ec7 (このIDを非表示/違反報告)
Valeria - YONESAN7777 =)さん» ありがとうございます!最近は執筆がとにかく楽しくてめちゃくちゃ書いてるんで、楽しみにしててください!(´∀`) (2021年11月2日 23時) (レス) id: 77bc4160b0 (このIDを非表示/違反報告)
YONESAN7777 =)(プロフ) - いつも更新を楽しみにしております。無理せず頑張ってください! (2021年11月2日 22時) (レス) @page37 id: 16816748ce (このIDを非表示/違反報告)
Valeria - せなっちさん» ありがとうございます!お大事に…╰(*´︶`*)╯ (2021年10月27日 23時) (レス) id: 77bc4160b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Valeria | 作成日時:2021年10月3日 2時