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第172話 自閉症 ページ5

〈昼飯後〉
はぁ…。
くそう…お昼ご飯美味しかったわこの野郎…なんか悔しい…。
ギン「じゃあ、本題に入るワン。」
七瀬「うん。…質問だっけ?」
ギン「そうだニャン!サラ姉ちゃんよりパーカー女の方が詳しそうだから聞くワン!」
七瀬「あぁ、そうなの…どうぞ。」

ギン「じへー症って、何だニャン?」


七瀬「じへー症…あ、自閉症ね。
…なんで急にそんなこと…?」
ギン「…ボク、そう言う病気らしいニャン。だから、どう言う病気なのかなって…」
あぁ…なるほどね。
小学六年生らしからぬその格好はそう言うことですか。
自閉症かぁ…どう説明するかな…
ギン「…まさか説明できないワン?」
七瀬「いや、そう言うわけじゃないけど、どう説明しようかなって…。
…ギンはさ、その服装じゃないと喋りにくかったりする?」
ギン「そうニャン…」
七瀬「自閉症ってのは、強いこだわりがあったり、嗅覚が凄い発達してたりするんだけど…社会的交流が苦手だったりするかな。」
ギン「…確かに、友達作るの苦手だったワン…。前はこの服装じゃないとまともに喋れなかったニャン。
でも学校はこの服で行けないからすっごく緊張してたニャン…。
ボクとお話ししてくれる先生は、友達ともっと仲良くなりたいなら治した方がいいって言ってたワン。」
…治した方がいい、ねぇ。
七瀬「その先生勉強不足かインチキだね。」
ギン「え…?」
七瀬「自閉症って言うのは治そうとして治せるもんじゃないから。
家庭環境とかゲームとか、そう言うので引き起こされる障害じゃないから…完治どころか治療もできない。
あくまでも療育っていう形で、障害と折り合いをつけてくって感じだね。」

ギン「…治らないの…?」

…消え入りそうな声。
七瀬「…そんなに心配しなくても大丈夫だよ。
サラさんはそんなこと気にしないだろうし、こだわりが強いのは悪いことじゃないし。
自閉症なんて気にしなくていいよ。
ギンはギンのペースで、なんとなくうまくやっていけばいいからね。」
ギン「………」
ギンの頭を撫でながら、ふわりと笑う。

ギン「…お前いいヤツニャン。20枚やるワン。」
七瀬「それはどうも…。
さてと…ちょっとゆっくりしすぎたね。
そろそろアトラクション進めようか。」
ギン「ニャン…」

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Valeria - 如月 霞梛さん» マジ( ^ω^ ) (2021年11月9日 16時) (レス) id: 77bc4160b0 (このIDを非表示/違反報告)
如月 霞梛(プロフ) - マジで学校で髪切ったの?(*゚0゚*)スッゴッイ! (2021年11月9日 16時) (レス) @page45 id: dc74666ec7 (このIDを非表示/違反報告)
Valeria - YONESAN7777 =)さん» ありがとうございます!最近は執筆がとにかく楽しくてめちゃくちゃ書いてるんで、楽しみにしててください!(´∀`) (2021年11月2日 23時) (レス) id: 77bc4160b0 (このIDを非表示/違反報告)
YONESAN7777 =)(プロフ) - いつも更新を楽しみにしております。無理せず頑張ってください! (2021年11月2日 22時) (レス) @page37 id: 16816748ce (このIDを非表示/違反報告)
Valeria - せなっちさん» ありがとうございます!お大事に…╰(*´︶`*)╯ (2021年10月27日 23時) (レス) id: 77bc4160b0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Valeria | 作成日時:2021年10月3日 2時

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