キミハイラナイヨ。5

第186話 寝れなくて ページ20

おい、そんな面倒臭いとこで丸投げにすんなや。
ケイジさんが白々しすぎるから疑われたら終わりなさそう…仕方ない。
うまく丸め込むか。
七瀬「…私もちょっと寝れそうになかったんで、ケイジさんと一緒に行きまして。
…最初に見つけたのは私ですね。大きめの…ガシャンって音がしたんで。
犯人は…ね。」
ヤバい。最後の余計だった。ケイジさん終わらせて。
ケイジ「…残念だよ、本当。」
ありがとう神様。想いを通じさせてくれて。
サラ「…」
…うん。疑われたよアンタのせいで。


ナオ「…あの…


なにか、あったんですか…？」

ギン「ニャッ！？来ちゃダメワン！！」

ナオ「えっ…？


先…生………？」

…1番来てほしくない人来た。
また暴走するとかやめて。

ナオ「………」

サラ「ナオさん…。
………………。」

ナオ「…………。

…ミシマ先生は…もう…。

……。


…あの、



…犯人探しは…しないでください。」

………。
サラ「ど…どういうことですか？」

ナオ「少し…1人にさせてください…」


…ナオさん、もしかして知ってる…？

………そんなワケないか。

ケイジ「…うーん…辺りに手がかりはないね…」
ギン「ニャン？あっちのモニターが割られた時みたいに木屑が落ちてるワケじゃないワン？」
ケイジ「うん。何もないよ。」
そんな断定しなくても…もうちょっと言い方あるでしょうケイジさん。
ケイジ「ワケの分からない事件だ…今すぐ事件を解明したいところだけど…休息は必要だ。
詳しい調査は…明日にしよう。
ここにいないレコとQ太郎に話を聞くのも…明日だな。」
ギン「絶対に…犯人を見つけてニャン…おまわりさん…」
ケイジ「…あぁ。」
刑事ドラマみたいな終わり方したな…。
ぞろぞろと戻って行くギャラリーに続いて、私達も部屋に戻る。

ケイジ「さてと…レコのことは秘密にしてようか。」
七瀬「ですね。…そんなことより、あんな面倒臭いとこで丸投げにしないでくださいよ。」
ケイジ「ごめんごめん。なんか怪しまれそうだったからさー。」
七瀬「もう怪しまれてますよ一手遅いです。
…じゃ、おやすみなさーい。」
ケイジ「はい、おやすみ。」

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