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私はこの学校に通っていた。
短い期間ではあったが私の中の学校そのものであったことは確かだ
これまで学校にいい思い出はほとんどない
それは私がお兄ちゃんや裕太とは全くと言っていいほど似ていないことが理由だったりする
なかなかに悲惨な学校生活だった
今思えば転校は甘えだったんだと思う
お兄ちゃんや、自立を理由に逃げたんだ
うーん、つくづく自分が嫌になるなぁ
なんて、考えながら歩いていたらもうテニスコートについていたようだ
少し遠くに練習を見ている国光くんが見える。さすがにこの距離では気づかないみたい。
声をかけるため、お兄ちゃんの後ろについていく
「手塚。今から練習に参加させてもらってもいいかい？」
「……不二？それはいいがAは大丈夫なのか？」
私は気づかれないように国光くんの後ろに回り、抱きつく
『大丈夫だよ、国光くん』
「A……？Aなのか？」
国光くんは振り向いて抱き返してくれた
なんだかあったかいなぁ。国光くんはお兄ちゃんより大きいから、包まれる感じがして好きだ
「久しぶりだな、A」
お兄ちゃんがすごい形相でこっちを見ていたことに気づいたみたいですぐに離れてしまったが、国光くんは嬉しそうに私の名前を呼ぶ
『会いに来ちゃった』
そう言うと少し頬を緩ませる
「ちょっと！いい感じにならないでよ。Aは僕のテニスを見にきたんでしょ？」
うぅ〜ん……別にそれだけではないんだけど、まぁ間違いではないし何か言っても面倒くさそうだから認めるとしよう
『わかったわかった、私にかっこいいお兄ちゃん見せてくれるんじゃないの？』
「うん、すぐにアップしてくるね」
ちょろい。単純だ。
「随分扱い方が上手くなったようだな。」
『まぁね……ところで国光くんのテニスは見せてくれないの？私国光くんのテニス大好きだから久しぶりに見たいな……』
「っ……待っていろ。今からレギュラーは試合形式の練習を始める！レギュラー集合！不二はアップが終わってから合流しろ！」
「なんだなんだぁ？手塚部長気合い入ってるじゃねーか。」
「うるせぇ……黙って移動することもできねぇのか……」
「んだと！？やんのかマムシぃ！」
う、ちょっと怖い
気付けば国光くんの手が頭の上にあって、改めて国光くんの優しさを感じた
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています！更新停止状態のままですが更新はされるのでしょうか？ (2021年4月11日 14時) (
レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
真白 - とても面白いです。更新をお待ちしております。 (2018年11月18日 12時) (レス) id: f6986c40da (このIDを非表示/違反報告)
そらまる(プロフ) - 美樹さん» すみません、外し忘れていました。 (2018年2月20日 13時) (レス) id: fd812d1847 (このIDを非表示/違反報告)
美樹(プロフ) - これは二次創作ですので、オリジナルフラグを外して頂けませんか？ (2018年2月19日 14時) (レス) id: e536c968fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星乃 | 作成日時：2018年2月19日 10時
