【実況者】好きになるのはまだ早い【短編集】 (ページ4)

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先生との距離 osmn ページ4

※学パロで、オスマンが先生です。

花の高校生活、なんてものに昔は憧れていた。
それが嘘であるのに気づいたのは中学も残り半分をきった頃。それでも、高校に行けば変わると信じてた。

それも違うのに気づいたのは、入学した時。
あんなのは人とまともに会話できるやつにしかない特典なんだ。私には到底無理だ。

それが少し変わったのは2年生の終わり頃。
それでも何も無かった私は絶望の淵にたっている。

生徒A「あのね、オスマン先生、家で作ったクッキー！余ったからあげる！」

おすまん「ありがとう。後で食べるわ～」

なんてたって私の片想い中の人が目の前でクッキー貰ってる。普通に美味しそう。
私はわからない範囲を聞きに来ただけである。
何も聞かないで帰りたい。

おすまん先生がおすまんと呼ばれてる所以はよく知らない(忘れた)が、世界史の時に1番力を入れて説明するのがオスマン帝国についてだから、とかだろう。個人的にあの先生がイキイキしてるの露土戦争の時だと思う。これは私しか知らない。

おすまん「あれ、Aちゃんおったん。声かけてくれればよかったんに」

『楽しそうだったので声かけにくかったです。』

おすまん「そっか」

とてもどうでも良さそうな返答。
全くこっちの気も知らないで。知らなくていいけどさ。知られたら困るよ。涙出てくる。

『あんな、まんちゃんせんせい、先生あんな風にクッキーとかもらったら嬉しいん？』

私だけが呼んでる呼び方。私だけという幸福感。

おすまん「いやぁ？俺はAちゃんがそうやって弱いところ見せてる方が嬉しいで。」

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少しだけノンフィクションです。
冒頭とか先生が好きとか、その先生が割と生徒に人気とか。
このお話はもう少し書いていきたいですね。