高嶺の華 (ページ12)

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「では、また本番で！」

そう言って、また一礼して帰ろうとするAちゃん。

待って……

俺まだ話してない。

そんな事思っていたら

亜「ねぇ、Aちゃん時間あるならさ、もうちょい話そうよ！」

おいおい、リーダー積極的過ぎだって。

「え？でも楽屋でお邪魔じゃないですか……？」

龍「ええよええよ。笑寧ろ嬉しいわ。」

涼「実はGENEのメンバー全員ファンやねん。笑」

「え……私のですか！？」

裕「俺だけかと思ったらまさかのやった。笑」

「そんな、、ありがとうございます！」

メ「Mステで共演出来るって聞いてテンション上がりまくって上がりまくって。笑」

俺以外のメンバーは既に話が弾んで楽しくしているってのに俺はただただ見るだけ。

それに気づいたのか

亜「玲於も話せって！実はこいつもAちゃんのファンでさ。笑」

それと同時に感じる視線

あ……俺今見られてる

無理無理

俺今絶対顔赤い。

顔見られたくなくてうつ伏せで顔を隠してたら

「佐野さん、ありがとうございます！凄く嬉しいです。」

なんて目の前まで来て笑顔で言われるもんだから

溢れる感情がさらに溢れ出しそうになる。

玲「マジでファンです」

声振り絞ってやっと言えた言葉。

今はこんな言葉しか言えない。

でも、いつか君に伝えさせて下さい。

俺の気持ちを。