Salt 5 ページ5
.
「重岡くん、頭おかしくなったん？」
大「は？」
「いや、だって重岡くんが私に教科書貸したんのにって、絶対おかしいし」
大「絶対って、お前せっかく人が言うたってんのに」
はぁ、ってため息をつくあたり幻聴ではなかったっぽい ((
にしても、重岡くんがそんなこと言うなんて、
「おかしくなったしかないやろ……」
.
「な か ま、先輩！」
淳「しーっ、Aちゃんここ図書館」
「あ、すみません」
放課後、図書館に行くとちゃんと中間先輩がいてくれた。
「中間先輩、おすすめの本他にないですか？」
淳「あるで、いっぱい」
「え！読みたいです！」
淳「Aちゃん、ほんまに本好きやなぁ」
本も好きですけど、中間先輩の方が好きです ((
はぁ、今すぐ言いたいけど、振られたらと思うとすでにメンタルが ((
淳「Aちゃん？」
「うわっ」
ふと、私の顔を覗き込んできた中間先輩。
やめてくれー ((
心臓止まったよー ((
淳「Aちゃんて、おもろいやんな」
「え？」
できればおもろいじゃなくて、可愛いって言われたいんですけど ((
「どこ、らへんがですか？」
淳「んー、反応かな」
「は、反応？」
淳「おん。何か、俺のこと好きみたいな反応するやん？」
「え」
え、ナニコレ ((
もしかして、バレてる？
それでもって、振られるやつ？
淳「って、俺自意識過剰やな。今のは嘘。Aちゃんが俺のこと好きやったらええなぁって心の声が出ちゃったわ」
「そうですか…………」
ん？
そうですか、ちゃうやろ ((
今中間先輩、私が中間先輩のこと好きやったらええなぁって言うた？
「先輩、それって……」
淳「誰もおらんやんな………」
それから中間先輩は、何かを覚悟したように私をじっと見つめて、
淳「俺、Aちゃんのこと好き。付き合ってほしい」
そう言い放った。
.
.
.
「何てこったパンナコッタ」
「桃瀬ちゃん、朝から大変そうやな」
「う、藤井くん…………」
朝、学校に行くと朝練終わりらしい藤井くんにそう声かけられた。
「淳太に告られたんやろ」
「重岡くんっ！？」
重岡くんも朝練終わりなのか額にうっすら汗が滲んでる。
大「何で考えるなんて言うたん。好きなくせに」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1237人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れもんぐらす(プロフ) - Cotton Candyさん» ありがとうございます！すみません、最後の最後までキュンキュンできるところがなくて……。最後までお付き合いありがとうございました！ (2017年1月23日 17時) (
レス) id: f176e7c170 (このIDを非表示/違反報告)
Cotton Candy(プロフ) - 完結おめでとうこざいます。最後の最後に重岡さんにキュンキュンしました笑 (2017年1月23日 15時) (レス) id: c22a377e50 (このIDを非表示/違反報告)
れもんぐらす(プロフ) - すぴんさん» ありがとうございます！そう言っていただけて安心しました笑 最後までお付き合いいただきありがとうございました！ (2017年1月22日 17時) (レス) id: f176e7c170 (このIDを非表示/違反報告)
すぴん(プロフ) - 完結おめでとうございます！！こういう重岡くんも好きですね。読んでいてきゅんきゅんしました！ (2017年1月22日 16時) (レス) id: f7fd1c07dc (このIDを非表示/違反報告)
れもんぐらす(プロフ) - Haaaaruuuuuさん» ありがとうございます！そう言っていただけてとても嬉しいです！了解しました！ご協力ありがとうございます！ (2017年1月9日 18時) (レス) id: 9d79b3e08d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れもんぐらす
| 作成日時：2016年12月30日 22時
